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熱狂の日

熱狂の日(ラ・フォル・ジュルネ)  
フランス北部、北海に面した貿易港の街。
ナント市は人口28万人(フランスで6番目)。
ここで1994年に始まった音楽祭「熱狂の日」。
形にはまらないクラシック音楽祭がコンセプトだ。

その音楽祭の存在を知ったのは、盟友と思っている長岡京室内アンサンブル
が、乞われて出演したのがきっかけだった。

その音楽祭が日本にやってきたのは2005年、
(ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン) 
東京国際フォーラム(7会場)を会場として始まった。
そして長岡京・・・も出演した。
なんと初回から30万人を集め、昨年はとうとう
100万人のオーダーを記録した驚異の音楽祭となった。

2009年のテーマは「バッハとヨーロッパ」
5月3~5日のゴールデンウイークに行われる。

今年、村治佳織も出演する。3日はソロ、4日はオケとの共演。

ナントの話に戻そう。
フランスでも最先端の都市交通機関が発達した都市として知られている。
市内には、
フランスで最も長いLRT(新型路面電車)が走っている。
そして約60のバス路線があって、市民や観光客の足となっている。
これらは徹底したパークアンドライドにより有機的、効率的に結ばれている。
なんと、その為に28カ所のパーキングに6000台を収容できるのだそうな。

LRT(路面電車)が復活したのは1995年と言うから、
そんなに古くは無いのである。
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省エネ、低炭素化社会の先取りであると同時に
市街地のトランジットモール化で賑わいを取り戻した。
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加えて世界中の注目を集める音楽祭を始め、
他国にもそのノーハウを輸出してしまうパワーに脱帽だ。

当初貼り付けていたLRTの写真は、同じフランスの
モンペリエ市のものでした。
写真の張り替えと新たに美しく整備されたナント市街地を加えました。

by tomiot3 | 2009-04-27 21:00 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)