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砂丘の嘆き

5時出発 どんよりしている割に視界良く、
大山がうっすらながら眺められる。久しぶりだ。
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与謝野Pに今風若者5名が下り立った。
どうやら無人の住谷住宅に向かうらしい。
それとなくついて行き住宅前で追い越そうとした時、
立ちタバコやペットボトルを手にしていたんで、
“ゴミ捨てないでね”と声をかけた。
すると誰と無く、この住宅人が居るんですか?などと質問してきた。
知らないのに何故来たのか逆質問。
“ネットで自殺者の噂が広まっているので見に来た”というのだ。
“そんな事知らないよ、初めて聞いた”と答える。
それとなく一緒に住宅前に・・・・
お地蔵さん2体が頭を飛ばされたり、上体が押し倒されている。
明らかに悪戯なのだ。
古民家風と土蔵風の二棟とも内部が以前にも増して荒らされている。
目を覆うばかりに酷いものだ。

それにしても5時過ぎの早朝に何故若者達は来るのか?首をかしげる。
ただし今回が初めてでないから、今の若者の行動パターンなのだろうか。

風体の割にはしっかりしていて別れ際に“有り難うございました”

ももんじょ裏手では、顔見知りの浜坂村の人が除草作業をしていた。
しばらく砂丘のことを話す。

環境省、文部科学省、農林水産省、森林組合、県、市
、鳥取大学それに地元が絡んだ鳥取砂丘の閉塞的現状
が話題になった。

その人はトウグワで土が混ざった砂に埋まった草の根を掘りながら、
“遠山先生が中国の実験てなこと言って土を入れて肥やしを撒いたですけー”
砂丘地に猛烈にはびこっている外来種雑草も遠山先生が入れたと言うことに。
この雑草は大抵なところに生えまくる。
ハマナス場もご多分に洩れずこれに犯されて、私はこの草を必死に除去している。

鳥取市の非先見性、管理の悪さは言うに及ばず、
省庁県市の連係の悪さを大いに嘆いた。

砂丘を本当に良くするとは・・・・
遠い道のりだが私は諦めない。

砂像フェスはまだ開催中なので論評を控えている。
だが時折聞こえてくるのは、マスコミが報じている良き評価とは
別種のものであることを言っておこう。

イベント重視では砂丘は蘇らない。

砂丘は今日も今日の顔だった。
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浜昼顔が咲いた。
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ゴミも相変わらずだった。
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by tomiot3 | 2009-05-16 21:00 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)