ブラームスがお好き
一昨日テレビで聴いたネグロ・サンティのブラームスで急にブラームスが聴きたくなった。
しかも一番第四楽章だけ。
ちょっと極端な聴き方だと思いながら手持ちのCD、LPを聴きまくった。
ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送交響楽団
H・V・カラヤン/ベルリンPO&ウイーンPO
セルジュ・チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送交響楽団
カール・ベーム/ウイーンPO&ベルリンPO
トスカニーニ/NBCSO
ジョージ・セル/クリーヴランドO
ブルーノ・ワルター/コロンビアSO
W・フルトヴェングラー/ベルリンPO
エドワルト・ヴァン・ベイヌム/コンセルトヘボーO
以上の中でもCD&とLP、LPどうしでも重複したものが有るので
我ながら余程ブラームスがお好きだったとあきれると同時に感心した。
朗々のホルンの音が大好きなのだが、この部分を拾い出しただけでも
ずいぶんの違いがある。
それは優劣ではなく指揮者と奏者或いは楽器や奏法の
違いなど様々な要因が有るのだろう。当然好き好きも有る訳で
何度でも聴きたくなるのはヴァント盤だった。
でも明日また聴けば違ってくるかも知れない。
それにしても先日のN響の演奏は良かった。
こういうのを生で聴いてみたいものだ。
年末になると全国のあちらこちらで第九が演奏される。
今日は二箇所でこのことが話題になった。
どうして日本人は猫も杓子も第九が好きなのだろうか?
かって第九実行の立役者?であった自分の反省も込めて議論した。
第九に取り組む人々が必ずしもクラシックファンでないことは
自身の経験体験で良く承知している。
ベートーヴェンの他のシンフォニーだって聴いたことのない人が多いだろう。
音楽をした気になっても音楽はまるで理解出来ていないのが実態だと思う。
音楽好きの人でも第九は聴きたくないという人も居た。
私自身は自らも参加したが、多くの生演奏も聴いた。
大フィル、関西フィル、センチュリーSO、N響、日フィル、京都市響
ウイーンフィル二度、18世紀オーケストラ、
もうひとつあったが名前が出てこない。えーっと
それに大阪城ホールの一万人まで聴いた。
まだ有ったかな。そうそう最近では春日丘高校のブラスによる第九も聴いた。
演奏内容は指揮者と合唱団によっても随分違う。
アバド/ウイーンフィル/東混などプロ合唱連合
はすごかった記憶が未だに強い。
またフランス・ブリュッヘン/18世紀オーケストラ/グルベンキアン合唱団
は小規模ながら音の光芒が神々しくて大変感動した。
勢いではなく、ぱーっと広がる響きの世界だった。
この様な第九を聴いているとアマチュアの一生懸命な合唱も霞んでしまう。
妻が先日言った。素敵な第九が聴きたいね。
by tomiot3 | 2009-11-24 21:00 | 音楽よもやま | Trackback(2) | Comments(0)