暮れに冬来る
今朝は雨交じりで大荒れ、気温も下降へと進むようだ。
日中いっときの晴れ間も続かず夕方には霰がパラパラと混じる。
年越しの感慨が薄れる中ではあるが、冬型へと進むにつれて
雪も予想されるとなると、そこはかとなくではあるが、
正月を迎える気分が少しずつ昂揚してきた。
今日の日本海はようやく本領発揮のようだ。
轟々の海鳴りの乗って逆巻く怒濤が男性的だ。
ドドーッと岩に砕け散る様が遠く望まれた。
「暮れ迫り 怒濤の海が 岩を噛む」
「荒海の 沖合はるか 雪の幕」
視線を山に転ずると夕陽の空が神々しく茜に染まっていた。
宇宙の奇跡である地球、そこに生存する生物の頂点に存在する人間。
その人間は地球を我が物顔に痛めつけてきた。
夕陽を見ながら原始の人々が太陽を崇めたことを思った。
おそらく宗教観は太陽の恩恵を超自然的に受け止めたであろう。
人類が進歩を遂げるにつれて特定の宗教が発生し今に至っている。
人類は愚かなことに、この宗教の宗教観の違いによって醜い抗争を
激しく行うようになった。実に愚かしいことである。
宗教とはなんぞやと考えざるを得ない。
私は特定の宗教に束縛されていない。
だが宗教心を肯定するとすれば・・・
しばし夕陽を眺めながら思った。
太陽を根源としてその恩恵を受けている地球上全てのものへの
畏敬では無かろうかと思うのである。
アメリカ、中国、先進国、後進国、発展途上国
アメリカ軍基地。どれもこれもつまらない。
COP15で話題にならなかった?
軍隊と戦争はエネルギーを浪費し、地球を痛めつけている。
おまけに命を代償として捧げている。デッカイよ!
by tomiot3 | 2009-12-28 20:34 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)