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阪神大震災 15年

15年前の今日
午前5時46分、まだ寝床の中 突如ガタガタッと来た。
地震だ! 妻に 動くなっ! テレビを点け咄嗟にガスの元栓を閉めに。

被害状況がエスカレートする。想像を絶する地震、未曾有の大災害 
に恐怖心すら覚える。
阪神地区にいる親戚に電話するが通じない。

あれから15年、見かけは信じられないくらい早く復興した。
だが未だに心の復興を果たせない人々が大勢居る。
切歯扼腕 この国は真に困る人々への愛の手はさしのべない。
身内や友人を亡くした人、命は助かったが怪我などに悩まされる人、
その事すらも人に告げらない悩み、ああ世間の冷淡さ。
一瞬にして生活を破壊され、家屋を失った人々への
心のケアの大切さを一体どう表現できるだろうか。

被災者同士が本当の心のままを語り合い、心が開かれるケースを
テレビで知った。
公はもっと親身にその人々の立場に立って出来なかったのだろうかと。

国を守る、国民を守る とはどういうことだろうか。
軍事的に外敵から守るのを国防と言うが、はたしてそれだけで良いのだろうか。
予期せぬ自然災害からこの国と国民を守ることの大切さをもっと現実的に考えなければ。
ハイチの地震災害ががその事を思い起こさせてくれた。

我が国は東京を筆頭に大都会に機能が集中しすぎている。
官も民もである。
この国の災害リスクを最小限に抑えることは国を守り国民を守ることだ。
その為にムダと思われる道路も空港も生きてくるかも知れない。
阪神大震災のとき、山陽本線が不通になった。
この時の代替え補給路として単線の山陰本線が重要であった。
しかしながらその事実を施政者は生かすことが出来なかった。
だから鉄道の重要性を今一度、反省をこめてその整備に力を注がねばならない。

東京の官庁機能の地方分散、民間の本社機能の地方移転など
真剣に考えたら如何か。
ことに大会社の地方移転が実行されると地方は活性化し
人口の再配置にも寄与することとなる。
今や東京でなくても機能は果たせる時代になった。
通信インフラがその事を物語っている。
むしろ道路よりも重要でありながら、投資額は非核にならない位少ない。
施政者はその事を道路が造りたいばかりに頬被りしている。






我が国の対応の遅さにジレンマを覚える。
民主党に期待したことが一つ一つ剥がれている今
せめてこうした時こそ迅速な救援対応をするべきだ。
判り易く言えば、問題から目をそらさせる効果がある。
内外の権力者が良くやる手ではないか。中国などしょっちゅうやっている。
民主党はヘタだよ。鈍感だよ。
もっと感覚を磨きなさいよ。

岡田外相は 様子を見てなどと言っているがこれは違うぞ。
ハイチ地震は湾岸から給油隊を撤収と時をほぼ同じくした。
その分或いはそうでなくても、先遣調査隊を飛ばすべきだった。
それと同時に捜索隊や医療班は大規模に必要なことは
素人の私でも判断出来る。即座に差し向け、たとえ現地に入れなくても
付近で待機する態勢をとるべきだった。
そうしたことを国際的に表明することは我が国の評価を高めることにもつながった。

今からでも遅くない。即座に大規模救援隊を組織して出動するべきだ。
強く強くわれ思う。

by tomiot3 | 2010-01-17 21:00 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)