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サン=サーンス

興奮!
フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団の放送を聴く。
主席指揮者の大野和士、会場は東京オペラシティー・コンサートホール(タケミツホール)
ショーソンの交響曲、ドビュッシーの牧神の午後への前奏曲についで
サン=サーンスの交響曲第三番ハ短調作品78「オルガン付き」
これが聴きものだった。
オルガン付きのホールでしか演奏出来ない曲で生では自身もただ一回聴いたのみ。
表向きは2楽章構成、だが第1楽章と第2楽章、第3楽章と第4楽章が
それぞれ結合されていると見るべきだろう。

オルガンが伴うものだから一言で言って壮大そのもの。
第1楽章でのオルガンによるアダージョ主題が聴きどころか。

第2楽章。
オルガンのフーガやコラール、弦楽器を伴ったピアノの四手のキラキラとした
色彩感、
オルガンの超低音のペダル音など空気感としてしか聴き取れない箇所
パストラル風なところがあると思えば、トゥッティでは壮大極まりなく
興奮へといざなう。

オルガンがあるホールでのみしか聴き得ない交響曲。

大野和士は楽員の尊敬を一身に集めているようだった。

by tomiot3 | 2010-02-06 21:00 | 音楽よもやま | Trackback(1) | Comments(0)

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