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菅政権発足への期待

平均年齢が59.うん歳の内閣が誕生した。
菅総理は世襲でないことが第一の良い点、
それと理工系であること。鳩山さんもそうだったが
ちょっと理想主義と現実がアンマッチで国民への説明と理解が進まなかった。

閣僚の皆さんも若くて頭が良さそうで少しは期待しても良いかな。
自民党は鳩山さんの退陣を迫っていたが、実のところは継続して欲しかったと思う。

とにかくどの様な政権であろうとも
即効性と遅効性のバランスを巧みにとって欲しいと強く願う。
沖縄問題は当面としては日米の約束は遵守するものの
長期展望を示して、沖縄県民を縄縛から解き放つとことに
主力を尽くして欲しい。

菅総理が環境相に対して、環境と成長は両立する、させねばならないと
伝えたそうだ。
地方こそ、我が鳥取県や鳥取市は尚更そうした視点が求められるのだが、
どうも期待薄だ。
まだ高速道路でなんとかなると思っているからね。

ずーっと以前から鉄道が21世紀以降の交通政策のメインだと
思っているし主張してきた。これは確信だ。
だから鳥取市はLRT導入を考えねばいけないと思っている。
これが鳥取市の飛躍的発展に繋がる。
トランジットモールをはじめ、緑豊かな街と
鳥取砂丘、湖山池、日本海という大きな眠れる資産が活きてくる。
パークアンドライドとのセットの徹底したエコ交通政策だ。
世界一のエコシティーを目指さなきゃ。
なんとお隣の松江市ではLRT計画が浮上しているのを最近知った。
鳥取では次の路線を考えている。
 鳥取駅-鳥取県庁-鳥取砂丘(薄茶線)
 鳥取駅-国体道路経由布勢運動公園-鳥取大学-鳥取空港-鳥取港(水色線)
 市内循環線(薄緑線)
 鳥取駅-若葉台津ノ井線(緑線)場合によっては一部JRを複線化して共用
LRT車両はトロリー線とバッテリーのハイブリッド方式
つまりトロリー線架設困難な箇所はバッテリー走行する。
砂丘線では砂丘トンネル手前で架線レスとしてあとはバッテリー走行する。
その前提には砂丘道路撤去という腹案がある。
つまり砂丘と多鯰ヶ池の一体化のために道路は撤去して
風砂が自由に行き来できる数メートルの高架橋上をスマートなLRTが
軽快に走行する。
或いは砂丘トンネル出口付近で止める事も有りうる。
この場合砂丘入り口のメインは福部地区から移動させて
砂丘そのものの奥行きを造ってここが全ての発信地となる。
砂丘はさらに雄大となるであろう。
今の道路は撤去するので9号線を4車線化して覚寺
湯山のインターチェンジ(一大駐車スペースを設置)を強化する。

今話題のゴミ処理場の国英地区というのもすでに時代錯誤だと思わないのだろうか。
私が施政者だったら、市街地地区或いは近くに設置する努力をするだろう。
ゴミ運搬マイレージの点からも遠隔地は非常に不利であるし、
ゴミはエネルギー源であるという視点にたっているので、この点からも離れている。
こうした点から環境政策は成長に繋がると言いたい。

ゴミで直接あるいはバイオ化でエネルギー源や堆肥化など
宝の山だ。
ゴミ処理場からは熱源が豊富に得られて、暖房、給湯はおろか
発電も出来る。
そしてゴミ処理場をアート化して、周辺毎を公園とするのだ。

もうひとつ地熱利用を進める。
地熱程安定的に無尽蔵な資源は無いのである。
家庭用の暖冷房、給湯、そして農業への応用、
つまり温室の熱源としてこれほど低廉で安定したものは無い。
そして工業用への応用も然りである。

さらにもうひとつ森林整備
森林は針葉樹からの転換を図りつつ、
用材としてだけでなくエネルギー源とみなせば
まさに循環エネルギー活用の典型となる。
一部ではチップ、ペレットなどが進められているが
現状は遅々としている。
これを大々的に進め、山間地では発電も行う。
大型の火力発電のイメージではなく、
例えば比較的低温低圧のスターリングエンジンなどの活用で
ミニ火力発電は充分可能である。
おまけに熱給も出来る。

例えば智頭や若桜
ゴミ処理場と併せて森林燃料発電所を設けて
街と病院など公共施設に供給するのである。

近年天ぷら油のバイオ燃料でバスをどうのこうのと有るが、
これではエンジン自体の耐久性の問題もさることながら
熱効率が悪い。
むしろ発電燃料として活用し、電気として使った方が
余程効率的である。
ことに将来電気自動車が注目されれば尚更である。

さらにさらにもっと大切なこと。
それは人材育成だ。
例えば環境大学の公立化云々などではなく、
抜本的根本的再構築が必要と思う。
要するに造り直すのだ。

徹底した工科系にして
世界が要求する人材を育成しなければならない。
国内の有力企業をはじめ世界の企業、世界機構が
求める人材供給をする拠点とするのだ。
つまりそれは世界が視点だ。

環境こそ21世紀以降の目玉である事は誰でも理解出来るだろう。
この世界規模の産業換算は膨大なものとなるである。
一大研究機関施設の集積も起こるだろう。
しかしながら現環境大学ではこの要求を満たすことは全くの不可能であろう。

by tomiot3 | 2010-06-08 21:00 | 多論好論 | Trackback | Comments(0)