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飯田市というところ

ダウラで時々顔を合わせるA氏、
長野県の飯田市で活躍の場を見つけている。
だから時々帰省した折に顔を合わすわけだ。

氏が編集責任者として刊行した「南信」のガイドブックにサッと目を通した。
長野県は大好きな県で、再々行ったり通ったりしている。
大きな県を南北に分けて南信と北信、中信もあるのかな。
飯田市は南信になる。天竜川が流れ、中央アルプスと南アルプスを近くに頂き、
長野県下では雪も少なく温暖と言える。
天竜川を下れば静岡県も近い。
その途中には佐久間ダムがあり、その川沿いにJR飯田線が走る。

佐久間ダムと飯田線は子どもの頃から知っていた。
飯田線は電化されていて、佐久間ダムが出来る以前に
落石で脱線転覆転落したことがある。
鉄道づきなので、田舎の線で電化されていること、
その線で大事故があったことは実に鮮明に記憶している。

長野県はどこを取っても個性豊かで内容がある。
飯田市の市長さんともお会いしたことがあるが、
スケールの大きな方でこのような人が首長ならばと
発展と充実した市政が羨ましい。

全国から地域を問わず有能な人材を集められ市政に反映させている。
A氏が飯田市に移っていることもその一部だ。

長野県の特長の数々あるなかの一つは
村が多いことだ。いわゆる大合併の号令に従っていないわけだ。
だから町村単位の風俗、文化、産業が脈脈と活きて個性を発揮している。
その集積の南信地区は大きなエネルギッシュな地域を形成できる。

一昨年中信の大海町に伺ったとき、町職員は言った。
以前合併をして今の大海町となったが、これ以上の合併はしない。
つまり様々な特長が失われることの方が大きすぎるから。
だから政府号令の大合併には荷担しなかった。
長野県下は総じてそうなのである。

ガイドブックのなかの一つ
LED型の街路灯に変換設置する件に関して
まともだと一基5万円かかる、これではコストがかかりすぎる。
そこで地元企業と合同で低コストの街路灯を開発し設置したと言うことだ。

この地区はNPOによる太陽電池パネルの設置を早くから進めていることを知っていた。
もっとも三菱の太陽パネル工場があることが大きく影響しているかも知れない。
省エネ、環境と産業、行政がうまくかみ合ってのパラダイスが出来つつ有ると感じている。

by tomiot3 | 2010-06-13 21:41 | サロン | Trackback | Comments(0)