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夏休み初日

今朝も坦々の砂丘と海 相変わらず静かな海。
陽が昇り出すと共に30℃近くまで気温上昇
少しクイックすると汗が滲む。
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今朝もこんなに早く誰かは知らねど砂中を逍遙している。
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与謝野碑の近くに子ども二人とその親たちが、
子どもはタモをかざしている。
近づくと知り合いだった。
こんなところで、しかも6持過ぎに遭うなんて?
ははーん、今日から夏休みなんだ。
それで早速昆虫なんかを捕りに来たんだ。

この辺りで何も捕れなかったらしい。
お目当てはカブトらしいが、僕だってカブトは見たことない。
ちょっぴり情報提供に及んだ。
多鯰ヶ池探勝路だったらきっといっぱい居るよ。
森が原生林に近いから行って見たら、と告げる。
ちなみに昨日のカナカナゼミのことを話した。

どうやらそちらに向かったようだ。

それにしても夏休み早々自由研究に取りかかるとは。
僕が子どもの頃はそんなに段取りよろしくでは無かった。
それに親が手伝ってくれた記憶などまるで無い。
現代の親は優しいんだなー。

僕の場合は段取りなどと言うものではなく、夏休みの終わりが迫ってきた頃
纏めてやっていた横着者だった。
上の兄二人が随分手伝ってくれた。

横着者だが、ひとたび取りかかると集中的にやる凝り性だった。
色々なものに憧れていたが、小学生の頃の工作の一番は
ヨットを造ったときかな。
桐の木を削って細身の船体をつくり、ウエイト無しなので
両舷フロートで転覆を防いで、メイン帆は舵と連動させるものだった。
結構大きな池で試走させたが、遠隔制御など出来っこないので
池の周りを追いかけまわった。

冬休みは足で操縦するソリを作って梨畑の斜面を滑った。
今作ろうとしても恐らくかなりの時間を要するだろう。

いずれの場合も同級生二人が僕にまねて作ったが加工度と性能は及びも付かなかった。
小さな頃から物づくりの好きな少年だったと思い込んでいる。

親父は宿題の手伝いなどはしてくれなかったが、
様々な背中の観察で知らず知らずの影響は受けているのだろう。
その一番が音楽好きかも知れない。つまり貧乏の継承だ。

親父は文学者を志す人で何でも識っている人と言われていた。
事実執筆が生活費の足しになっていたと
母親から聞いていた。子どもの記憶ながら部屋の一面はデッカイ本棚で
本がぎっしり、趣味多彩でヴァイオリン、尺八、横笛何でもござれ、
都心から遠く郊外に横笛の雄竹を採りに連れていって貰った
かすかな記憶をこの頃しきりに思い出す。
細い山道の両側が竹藪だったり、ムカゴを採ったことなど。

by tomiot3 | 2010-07-24 22:09 | 農耕・自産自消・園芸 | Trackback | Comments(0)