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自然災害への備え

明らかになるにつれドンドン拡大する惨状、
おまけに福島原発の恐怖、二重三重の惨劇に心痛の極みだ。

早朝6時半頃、砂丘へのウオークと桜手入れに出かけようとした。
玄関ドアを開けると防災無線放送が始まった。
山陰海岸に津波注意報が発令されたと言う放送だった。
機密度の高い家ならば放送されていることすら認識できないだろう。
我が家でも放送が分かった例が無い。
たとえ聞こえても聞き取り難く、屋内にいたらほとんど役に立たない。
鳥取市全域に設置されたこの設備は単なる気休めに過ぎない。
防災目的を果たすには、各戸に通報できるシステムが必要だ。
こうしたことが分かっている自治体もある。

砂丘の小高い丘から海を眺める。
穏やかな海だ。
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徳島の若者5人が何やら大声を出しながら海岸に向かっていた。
注意報などご存じ無いだろう。
300メートルくらい先だったが、追っかけて教えるべきかどうか迷った。
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津波注意報発令に関して県の防災関係者が会議を行っていたが、
一番大切なのは指令を出す機関が一定の権限を持っていれば、
ほぼ自動的に体制を取れるだろう。

会議はむしろ昨日の津波情報が出た直後に、
出た場合を想定して開いておくべきだった。

沿岸地帯の警戒と近づく人々への通報などを行える体制も必要だろう。
会議の様子を見ていて実にもどかしかった。
会議よりも迅速な対応こそ重要ではないか。
砂丘には他県からの観光客もいらっしゃる。
だから消防、警察或いは砂丘レンジャーの配置が必要だった。

by tomiot3 | 2011-03-12 20:10 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)