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選挙は終わりぬ

統一地方選挙は低調のうちに終わった。
鳥取県の投票率が低すぎる。過去最低だそうな。59.11%信じられない。
この感心の低さは鳥取県の将来に対して県民の関心が薄いのか、
或いは立候補者の人気や訴えかけに魅力がないのか。
はたまた両方なのか。

それと当選して欲しくない人が何人か居るが、殆ど当選というのも
鳥取県の行く末に希望がないと言うことだ。
つまり投票率の低さがそうした人々を助けていることになる。

東京都は石原氏が継続、これも東京都民の良識に疑問を持つ。
東京都民は超過密、超集積、超エネルギー消費に何等の疑問を持っていないと言うことだ。
計画停電まで実施しなければならない状況、夏場ピークへの怖れなど、
どの様に考えているのだろう。

石原氏の言葉にひとつだけ賛同しよう。
「ほとんど無駄に近い電力消費を抑制しなければ。
パチンコする人も我慢なさい。自販機なんか無くても生きていける。」

首都圏の自販機は不確かな概算で100万台は下らないと思う。
そうすると100万キロワットの原発一基が不要となる。
以前から主張していることだが、今や全国で300万台は下らないと言われている。

重ねて主張するが、
将来に向けて緩やかであろうと原発依存を弱めなければならないだろう。
従って、新エネルギーや自然エネルギーの最大限の活用は当然ながら、
エネルギーの無駄使いを如何に減らすかが日本の再生につながり、
ひいてはCO2削減で世界に貢献することとなる。

そのひとつの解決策が徹底した地下熱利用の推進である。
農業、工業、商業施設などへの義務化を始め、
具体的に今後の住宅建築に対しては、義務化を徹底する。
その前提条件として公的に補助をしてもその効果は絶大であろう。

技術的には既存技術の応用なのであるが、より高効率化することや
他のエネルギーとのハイブリット化などやるべき事は山ほど有る。

震災地はこの方針で先ず再建を行うべきで、
他の非化石燃料暖冷房との組み合わせなど行えば、飛躍的な省エネが実現出来る。
こうした方式が標準化され、他地区、他地方のモデルにすべきである。
重ねて言う。
加えてエネルギーの多様化とたとえ経済性に劣っても
中規模以下の電源をもってスマートシティーを構築し、
大電源地帯と大消費地という構図を改めるべきである。
経済性優先となると、大きいことは良いことだ。となる。
その代わりに今回身にしみた一大パニックに陥る訳だ。

安全対策は往々にして経済性優先に飲み込まれるが、
今回の煮え湯を忘れず、安全に安全を重ねることだ。
安全を重ねる。つまりフェールセーフと言うことに
現役時代、いつも壁にぶち当たっていた。

残念ながら、我が県の議員方に多様なエネルギ政策についての
明確な主張を聞くことはなかった。

民主党の惨敗は何を物語っているか。
この大惨事すら我が方の味方に出来得ない主導力の無さ、
つまり大震災への対応が国民に信を得られず、
菅首相自身への不信感がむしろ増幅したのでは無かろうか。
先の総裁選で菅氏が選ばれたとき、
既に予感した「もうアカン」が現実なものとなった。

by tomiot3 | 2011-04-11 21:39 | 多論好論 | Trackback | Comments(0)