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原発考

菅総理は浜岡原発を休止させたが、他の原発はどうする、
の国民の疑問に充分な説明がなされていない。
浜岡は緊急として、
他の原発の近未来又は未来に向けての国の方向性を示しても良い。
ひたすら国民に節電を説いているが、これまた説明不足。
当面の節電と同時に電力及び熱エネルギー両面での
供給源の模索と在り方など具体的に国民に提案し、訴えるべきだ。
国が表立って言っている風力、太陽光一点張りでは原発の代替えにはならない。
自然循環の電力ばかりでなく、太陽熱、地熱、廃熱利用、森林資源バイオの活用など
無尽蔵あるいは循環のエネルギー源を併行して考えるべきだ。
ひとつの典型として、震災地の復興再生にひとつの理想型を示すべきと考える。

やがては原発全廃でもエネルギーの需給バランスは取れると確信している。
むしろそうした新エネルギーの開発こそ、新しい産業を興すことにつながる。

夢のような構想として、アフリカの砂漠その他で地球的な太陽光発電を行って、
超伝導送電網を張り巡らせることが出来れば、安定した電力供給が出来ると
力説する学者が現れた。
現に光ファイバーは世界中を結んでいるし、石油や天然ガスパイプラインは、
国境を越えて延々とネットされている。
それを思えば、決して夢物語ではない。

超伝導技術とその素材開発なども重要だ。
日本はこの分野でも進んでいるが、
スタートは良くても大事なところで資金供給を怠って、鳶に油揚げとなる。
携帯電話、is細胞がよい例だ。
どうして科学技術や文化芸術に金を惜しむのだろう。
これは伝統と言ってしまえばそれまでだが。
悔しい思いはしたくない。

by tomiot3 | 2011-05-17 00:14 | 多論好論 | Trackback | Comments(0)