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こんな事も有るんだ

環境エネルギー政策研究所の所長、飯田哲也氏が山口知事選に出馬するという。
彼はエネルギー論の論客の一人で、ほぼ僕の考えと一致するところが多い。
つい先日もエネルギー関連番組に出演していたばかりだった。

その番組で、原発に依らなくても電力の100%自給出来ると力説していた。

僕は一歩進めてもっと細かく考えている。
現在の大電源、大送電網、大消費地という構図を改めなければと考える。
つまりローカライズ・エネルギーを基本に据えるのだ。
かって鳥取市内に変電所を設置するにつき関係住民~猛反対が起こった。
その時、変電所は創らせれば良い、しかも市民の意見を十二分に取り入れさせて、
市民側に有利に運べば良いと、このブログで主張した。
さらに変電所は近い将来実用化されるであろう
燃料電池発電所をも併設できる拡張性を持たせるべきと。
結果として、電力会社側の見切り発車で、反対運動側市民は何も得るものは無かった。

小間切れにネットワークを組むことは電力インフラの安全性、
安定性上も好ましいと考えているからだ。
例えば災害時でも全市一斉に停電という不測の事態も避けやすくなる。
次善策として、ガスコージェネによる発電形式も可だ。

さて本論に
太陽光だけを考えてみても県全体では自給に足る発電力が可能だ。
県下におよそ25万戸の住宅が有る。所帯数は21万位だろう。
飽くまでも理論値だが、
一戸に必ず2キロワットの太陽光パネルを設置したとする。所帯数分だけでも42万キロワットになる。
ただし、太陽光はお日様の出ている間だけなので、
電力量としては太陽光だけでは補えない。
マルチな発電方式を縦横に彩なすことによって、弱点欠陥を補っう英知を働かせるのだ。

風さえ有ればの風力、波力はどうだ。潮力は日本海沖は弱いので検討研究課題とする。
だが境水道は利用できるかも知れない。

風力は風が安定している洋上発電とし、設置場所は人工漁礁として利用することで、
漁業資源確保基地として活用する。

山間地は林業との共生でバイオマス発電、都市部はゴミ焼却でゴミ発電、
そして熱併給を行うことで、電力に依らないエネルギー供給も併せて出来る。
このことはいずれ詳しく述べるが、無尽蔵の地熱利用による冷暖房の推進が重要だ。
これは救世主と考えている。

水力は県内では大規模水力は望めないので、ミニ小水力を創りまくる。
水力はなんと言っても安定して発電できる魅力が捨てがたい。

間伐材、廃材、雑草、庭木の剪定材等々細かく言えばエネルギー源はあちこちに転がっている。
村おこし、街おこしだって出来る。

例えば智頭町だけを取ってみても、エネルギー自給は100%或いはそれ以上可能だ。

温泉地だって無駄にエネルギーを捨てまくっている。

多くの識者は、発電のことばかり論じるが、僕はそうでは無い。
如何に化石や原子エネルギーに頼らない生活をするか。
電力消費のパーセンテージを下げるかがキーポイントと考える。

バイオマス、地熱などの全面活用で70%位、或いはそれ以上の電力量削減は楽勝と考える。

あれやこれや組み合わせると、結局は自給率100%以上が達成できる。

原子力はまっぴらだ。国と国民がそのビジョンで一致した時が持続可能な幸せの国となる。

ただし我が家の場合、大きな壁が有る。分かっちゃいるけどお金が無い。

ところで飯田哲也氏は、大阪の橋本市長のブレーンだそうな。
もしも山口知事選に当選したら一体どうなるかな。
それはさておき、山口県は僕がくだくだ述べたことを早速に実行するかも知れない。

by tomiot3 | 2012-06-12 21:00 | 多論好論 | Trackback | Comments(0)