~夏の調べ~ スポット
今回のスポットはファゴット中田小弥香さん&ピアノ羽賀美歩さん。
2006年11月はまだ東京芸大大学院在学中だった。
若桜鉄道ふれあいコンサートに協力して貰った。
その時既にピアノの羽賀美歩さん、チェロの武澤秀平さんが一緒だった。
揺れ揺れの列車内でチェロとファゴットを演奏したのだが、
悪条件ながら一生懸命の演奏の記憶が強く残る。
そして終点若桜駅からⅠキロほどの若桜中学校さくらホールの演奏会に臨んだ。
一連の日程の中でこの時ほど欲張ったことは無かっただろう。
船岡の光賢寺でも寺コンをやり、
日を変えて四校の小学校を訪問演奏した。
安部、隼、大江、郡家東の各小学校を精力的に回った。
隼では昼食時にぶつかり、給食のご馳走に有り付けたりした。
一番田舎の学校は大江小学校、生徒たちも実に素朴、田舎の子どもほど
可愛いものだと思った。
さすが郡家東になると鳥取市が近づくせいか、
なにかしら素朴さが影を潜める感がした。
聴いている態度も田舎に較べると集中力に衰えを感じた。
曲目は「トロイメライ」等に混じって、バッハの無伴奏曲なども組み入れた。
僕の自論だが、子どもだからこそ本格的な曲を聴いて貰おうと思っている。
むしろやさしい曲ばかりやると、時に緊張感が失われる。
結構難しい曲には子どもたちも真剣な眼差しで聴いてくれる。
その後もダウラサロンなどでの演奏、野の花診療所訪問など
惜しみない協力を得た。
こんな楽しい一時もあった。
2009.4.26ダウラ・サロンコンサートのティーパーティーで
懐かしいアーカイブの人もいらっしゃる。
この時はチェロの武澤秀平さんは不参加だった。
もうこの時は武澤さんは新日フィル団員だったと思う。
なにせ古い記憶をたどる事がだんだん苦手になるだけに
早く整理をしておかないといけな。写真なども全部しまってあるのだが、
さっと出てこない難点がある。
羽賀美歩さんはフォルテピアノの小倉喜久子さんに師事した
フォルテピアニストでもあり、合わせものが得意で達者なピアニストでもある。
この様な人は鳥取に居て貰いたい。願望。
by tomiot3 | 2012-07-10 21:00 | コンサート | Trackback | Comments(0)