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ヨーロッパ 南から北へ 通奏低音がずしん

通奏低音がずしん
 パッヘルベルの「カノンとジーグ」、ウィキペディアを検索してみて驚いた。
何という現象だろうか、今更ながらの驚きだ。
特にそれはカノンに集中している。
ポップスから歌謡曲、邦楽器を含めた編曲の多さ、
映画・劇中音楽へ、コマーシャル,
果てはコンピューターゲームまで。
歌手も中原ひとみ、坂本冬美ほか、上げつらねると枚挙に暇が無い。

「アルビノーにもアダージョ」も映画に使われて識られるようになって、
カラヤンなども勿論演奏して一層有名になった。
だがこのカノンはその比では無い。
何故これ程までに人々が好み、浸透したのだろう。
余りにも夥しい使われ方にただただ驚くばかりである。

単純で覚えやすいフレーズの重なりと繰り返し、そこに通奏低音が重なって魅力を増す。
率直に心地良い音楽だ。

演奏形式などによる差もさることながら、いかなる場合もそれなりに
聴く人々を満足させて止まない。

『3声のカノンとジーグ ニ長調』
これがオリジナルの正式曲名。
今度の演奏はそのオリジナルの形でお届けする。

by tomiot3 | 2012-10-18 21:00 | コンサート | Trackback | Comments(0)