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街路から電線がなくなると

国道53号線の電線地中化が終盤を迎えた。
昨年10月はこんな状態だった
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今日現在は通信ケーブル2条を残すのみ、
このケーブルが撤去されないと電柱が引っこ抜けない。
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電線類が無くなるだけでもすっきりする。
通信の発達で複数の電話、ケーブルテレビ、有線放送などのケーブルと
電力線がジュ空を蜘蛛の巣のように覆っているのは、景観上、防災上はもとより
実にうっとうしいものだ。
県庁に通じる国道がすっきりするのは歓迎だ。
しかしながら、個人的には国立公園周辺とそこに至る道路、或いは市街地の公園近辺など、
むしろ優先して実施して欲しいと思っている。

ヨーロッパをはじめ諸外国の都市では、例外を除いて電柱電線類が地上には目だたない。
ヨーロッパの多くの都市では路面電車が発達しているが、そのトロリー線だって目だたない。

わびさびの国日本というのに、なぜ電柱電線に関してはこうも無頓着なのか思考を巡らすのだが。

我が家の住宅地もご多分に漏れず、勝手気ままに電線ケーブルが縦横に空を覆っている。

電気工作物規程などにも安全上などの規定は厳しいが、
景観上の縛りは無いと言っても良い。
デザイン性など関係ないのだ。
やはり法整備の問題もあると思う。

昔、電力関係者との話。
“安全上は地中化しない方がいいんだけどなー”
これは一理ある面もあるのだが、多くの場合出資を渋りたいが由縁の発言だろう。と思った。
むしろ火災の場合の消火活動、地震時の戦中倒壊、電線類への接触というのが起こる。
事故や故障時の分かり易さをは地上が良いと言っていた。
だが先程も言ったように、むしろ地上の方がリスクが多いかも知れない。
それに故障点標定(故障点の検出)は相当の発達をしているだろうから。

by tomiot3 | 2013-03-10 20:39 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)