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生きている証しがサクラ

今日の寒さは何だろう。
大山などの山間部には雪も降った。
-30℃の寒気団がすっぽり覆ったためなんだが、
気象解説によると、北極の氷解でそれによる寒気が南下するからだという。
これも地球温暖化が尋常な段階を超えたことの証しだろうか。

午前中は定期検診のため病院へ。
採血とCTスキャンによる胸腹部の撮影。
造影剤が嫌だよ。副作用も有り得る。そんなに酷くはないが便秘症状などになるから。
血液検査の結果はすべて正常。
栄養状態が良いという。“食事のバランスを考えてます”と自慢。
最近ちょっと血圧が上昇気味なのが玉に傷。何故?理由は色々、加齢も在るそうだ。
結局服用している薬(一番軽い)に追加変更あり。
実際血圧が高いのは自覚的に分かる。その時は顔が妙なほてり方をするから。
手術してもうすぐ満2年が近づいた。すこぶるの状況に感謝感謝!

午後も気温は14℃どまりか。
さあ日課をこなそう、15時前お出かけとなる。
キャンピングカーそのものは珍しくもないが、きょうのは長野ナンバー。
与謝野歌碑のところで、しばし駐めようかどうしようかお迷いの様子。
局狭い駐車スペースにお入りに。
全国を気ままに旅できるうらやましさ。
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ヤマザクラの遅咲き分の早咲きがだいぶ咲き出した。
ヤマザクラの木の肌、つまり表皮はとても艶やかで美しい。
秋田の樺細工はヤマザクラだからね。
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今日は砂丘側から砂丘トンネルをくぐって覚寺に出る。
トンネルを抜けると間もなく、タラノキ発見、まあこれはそっとしておいてやろう。
多分誰にも採られることはないだろうから。
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トンネルから覚寺までの区間、左手の山のクヌギの類いは巨木ぞろい。
尾根の向こう側、覚寺旧道沿いもそうだが、クヌギ類の古木が林立している。
一見美林に見えるが、古木過ぎる。
のちのちナラ枯れの被害にも遭うだろうし、再生能力を失うと危惧している。
つまり里山に類する森林は人の手が入ってこそ生きてくる。
樹齢20~30年が伐り頃だという。若いうちに伐ってやるとその株から再生する訳だ。
けれど年老いた等再生能力がなくなるそうだ。
何年来この森林を見ていて、非常に気になることの一つだ。
これらに混ざるようにヤマザクラの巨木がチョコチョコと見える。
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砂丘周辺の山々にヤマザクラを増やしたい。これが生涯の希望だ。
吉野山の桜3万本も主体はヤマザクラ、個性豊かなヤマザクラだからこそ多彩な表情を持っている。

覚寺に知る人ぞ知るのの桜が在る。その名は摩尼八重山桜
命名者は桜守の神様、佐野藤右衞門さん。
京都嵐山の佐野藤右衞門さんの桜庭園を見学したことが在る。
ソメイヨシノは一本たりともない。
佐野藤右衞門さん曰く“日本中ソメイヨシノばかり、あんな個性のない桜は植えない”だそうな。
このサクランボは一花に2個付くという。採取して増やそうと目論んでいるのだが・・・。

帰途の重箱公園のこのゴミは見たくなかった。このあたりはゴミ捨て常習地帯。
公園が泣いている。
管理用の小舟が居るんじゃない。造るよりも管理が大事だよ。
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期せずして、ゆうどきネットワーク(NHK)に桜守の佐野藤右衞門さんが登場した。
嵐山を訪れたときはいらしたが、テレビ取材中でお話を伺うことが出来なかった。

by tomiot3 | 2013-04-12 20:19 | サクラ ・花 | Trackback | Comments(0)