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智頭スポット訪問

このところめっきり少なくなった遠出、
智頭や若桜はお茶の子さいさいなのだが、ガソリン値上がり?一番は体力減退?
今日は梅雨の晴れ間、この期にしては青空碧く、風爽やか。
無料自動車道経由だと35分くらいで到着する筈だったが、
上り線は河原から智頭までは交通止め。何やら工事をしているらしい。
一般道でも40分で到着。
今日の目的は『森女カフェ』
デカ駐車場に駐めて、およそ500メートル余り、智頭旧街道を行く。
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最初、他県からの来訪者らしい数人とすれ違い、“こんにちは”
これが初めての最後だった。人影無し。
以下の有名な石谷家住宅の前を通過するが、深閑としている。
『森女カフェ』すぐ分かった。
オペラ主宰の音楽家宮永あやみさんご夫妻に迎えられる。もう一人うら若き女性あり。
ご主人もザルツブルク州立劇場合唱団員、いわゆる音楽一家だ。
あちらでは市立、州立、国立のオケや合唱団員も立派な公務員として処遇される。
だから揺るぎないあちらの公務員なんだ。
従って、宮永あやみさんも常はザルツブルク在である。羨ましい!

宮永さんはオペラ未開の地鳥取にオペラをと、多分十年以上活動されてこられた。
そして昨年は『エフゲニー・オネーギン』のダイジェスト版を公演された。
ならばと今年はオケ付きで全場を8月3日に梨花ホールに於いて公演される。
そのバイタリティーは驚異的だ。

1時間余りお話ししたが、宮永さんはれっきとした音楽家、こちらはど素人。
だから音楽談義をしてもたわいのない話題ばかりを喋るばかり。
気さくな烈女と言えば失礼かな。
ど素人の合唱団員をステージに載っけてしまうのだから、
その根気たるや計り知れない。
そんなことをお話ししながら我が頭は走馬燈のように想像を巡らすのが精いっぱいだった。
でも楽しかった。

この建物は「木の香りの工房」、その空間を毎週木曜日だけカフェオープンされている。
主な目的は、
智頭町制100年に呼応した宮永オペラとのコラボレーションの拠点という感じだった。
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それにしても智頭の日常は静か過ぎるなー。
かってのうどん屋さんもなく、そして次ぎに当てにしていたうどん屋さんも無くなっていた。
街の賑わいを得る困難さを実証されているようだった。
つらつら考えるに、イベント賑わい指向ではなく、定常的な賑わいは町家戸々の有り様。
少なくとも食がないようでは難しいな。と言うのが率直な感想だ。
石谷家住宅頼りりではこれ以上の答えは無いだろうと思った。

智頭や若桜はなんと言っても森林の町、これがキーポイントだ。
それもセラピーも結構だが、森林による産業振興、未来を見据えた森林再生、
これらを活用したバイオ発電などのエネルギー産業は考えられているだろうか。
国内でも数少ないが事例があるし、
ヨーロッパでは森林をエネルギー資源として活用し、
森林再生、森林産業振興を図っているところを知っている。

頑張れ智頭。
私は希望のある町だと思っている。

by tomiot3 | 2014-06-19 21:46 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)