人気ブログランキング | 話題のタグを見る

広島被災 

広島被災 _e0166734_137042.jpg
今年も災害が列島を襲う。
その度に 想定外 という言葉が頻繁に使われる。


広島市郊外の宅地開発は凄まじい様相だった。
ことに40年代、都市部への人口流入が激しかったらしく、
その後、アジア大会もあった。
開発開発、宅地造成が盛んに行われた。
私の目には、全くの無規制な開発と見えた。
山の裾野に群がる宅地宅地。
これでは何時か災害が起こるだろうと予測された。
斜面を削り、その背後には山が迫っている。
見だけで怖かった。

案の定今回の災害。

広島に限らず、全国至る所、宅地開発危険地帯が存在する。
災害の度に、尊い人命が失われ、莫大な復旧費を湯水の如く使わなければならない。
借金大国日本の土台骨を揺るがす、大問題である。
原発と共に、亡国の国土開発に思えてならない。

都市部の人工流入、その裏側には限界集落。
なぜこのような事になってしまうのだ。

もうひとつ、山津波の起こり易いのは、杉などの人工林と思っているが、
今回は写真を見る限り、照葉樹などの広葉樹林のように見える。
かっては里山として手入れされていただろうが、すっかり循環を失っている森の様に見えた。
密植状態で水吸収力の低下、根の張りの不十分さ、等を起こしているのではないだろうか。

斜面や、山裾などへの宅地開発は規制が有ってしかるべきではないかと思う。
行政に要望したい。十分な検証を加えて許認可を行うべきだ。
今回のような災害は今後益々増加するだろう。
少なくとも今後の宅地開発には、十分か検証を加えて許認可する法整備と体制が必要だと思う。

やっぱり起こった。
奥底に、政治政策の貧困を見た思いだ。

災害に遭われた方々へ、衷心よりのお見舞いをする。

by tomiot3 | 2014-08-20 13:38 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)