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倉吉グンゼが無くなる

実はグンゼ倉吉工場はとっくに無くなったものと思い込んでいた。
ところが倉吉グンゼが無くなるとの報道で、あーまだ有ったんだ。
グンゼ倉吉工場が無くなっても子会社倉吉グンゼとして残っていたのだろうか。

昔々のことだ。半世紀になるかな。
組合活動の一つ、大山サマーキャンプに参加したことがあった。
桝水原高原にキャンプし、ごく早朝に正面登山道(現在は使っていないと思う)を伝って頂上登山をした。
かなりの急勾配、同じグループにグンゼ倉吉工場の女性が居た。
一人の女性をタオルで引っ張った記憶が鮮やかに残っている。
そして帰りの列車でもほぼ同席したように憶えている。
話はそれっきりだが、昔グンゼが無くなると聞いた時はやはり一抹の寂しさを憶えた。

その後、グンゼの下着は随分愛用したが、近年、ネットで妻の物もたまには買っていた。
11月に閉鎖する倉吉グンゼはグンゼとして女性用のラグジュアリーを生産している国内唯一の工場だそうな。
と言うことは、妻の物はもう買えない訳だ。

倉吉には、かって興和紡績(現倉吉未来中心の土地)とグンゼの繊維産業が倉吉の経済を支えていた。
とうとう繊維産業が消えるのか。
JRの倉吉線が廃止になる時、これで倉吉は当分ダメだと思ったことがある。
鉄道の有無は、鉄道だけの採算性ではかれない効果が有るからだ。
結果として、倉吉の市街地と沿線は大きな痛手を受けた。
倉吉グンゼの撤退が単なる雇用喪失に留まればよいが。
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時代の流れと言えばそれまでだが、歴史あるものの消滅ほど寂しいものは無い。

by tomiot3 | 2015-07-08 19:33 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)