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新国立競技場見直し

今日安倍首相が見直しを表明した。
2020年の東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設計画について「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで見直す決断をした」と表明した。
国民の批判に加えて、各界、又政府内からも批判が噴出したため、
国会では消極姿勢だった安倍首相だが、ようやく踵を返した。
2520億円というのはいくら何でも酷い数字だった。
この際だから原案のデザインも見直しが必要だと思う。
アーチをかけることが最大のコスト要因だから、あのアーチをやめることは、
デザインを変更すると云う事だ。
国民の一人として、シンプルなデザインを望む。
絶対に国家威信をかけて等と申さぬよう。
極端な話、テントでもよいくらいだ。
東京オリンピックは過去の派手派手しさを売りにするのでは無く、
先々のモデルになるようなシンプル・イズ・ベストで世界に誇れたら素晴らしい。

そもそも当初から東大の槇 文彦教授(建築家)らは異を唱えていたのに耳を貸さなかったのだろうか。
東京オリンピックの総体、或いは主競技場だけでも東京の都市計画との連携がよく分からなかった。
ことに主競技場の周辺、神宮の森を初めとする都市づくりと一体だと思う。
日本には素晴らしい建築家が数多いらっしゃる。
あの様なお金があれば、銀座から築地方面のトラムなどお安い御用だ。
先般築地から銀座に歩いた時、トラムを意識した。
観光客には絶対喜ばれる。

安倍首相は安保で強行する姿勢を変えない代わりに、競技場を見直したのかとも勘ぐっている。
矢面の矛先を少しでもかわしたい心理が働くだろう。
これは権力者の常套手段だから。
さて、ここにどんなのが造られるか?
新国立競技場見直し_e0166734_2141534.jpg

by tomiot3 | 2015-07-17 21:49 | オリンピック・スポーツ | Trackback | Comments(0)