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鬼怒川決壊

鬼怒川の堤防何カ所かで溢流が始まったとの報道、
とうとう午後0時50分、茨城県常総市鬼怒川左岸堤防が20メートルにわたって決壊した。
鬼怒川決壊_e0166734_17401399.jpg
住宅地と田園地帯、家屋は水に浸かり、流れに当たったところは家が流され、
屋根や窓から救助を待つ人々、流れの中に残された電柱にしがみついて今か今かと待つ人。
自衛隊、海保、防災ヘリなどが救助に当たる模様がヘリから生中継された。
激流真っ只中の屋根の人、早く早く!
将に手に汗を握るシーンが続く。
救助されて間もなくそのお家は流された。間一髪だった。

おそらく皆さんは鬼怒川の堤防が決壊するなど考えて居なかったのでは・・・・。
中継を見ていて思った。
ヘリも電柱電線類を気にしながらホバーリングで機体を安定させ、救助隊員をワイヤーで降下させる。
これは並大抵なことではない。
バルコニーの3人を救助するのに相当な時間を費やした。
そして、この家の隣の屋根にも3人?今にも流されそう。
でも間に合った。
見える範囲の全員救助の時は拍手したいくらいだった。
東京電力は救助が終わるまで送電停止していたそうだ。
夕闇迫る18時現在、まだヘリ救助が続いているそうだ。

日本は文明国?だから街も村も電柱ニョキニョキ、電線バリバリ。
こうした災害時にはとても邪魔になる。
神戸震災時も倒れた電線に触れて亡くなられた方があったし、
どこの災害、火災でも救助活動や消火活動の妨げになる。
せめて都市部だけでもこうした面から地中化が急がれる。

毎年のように大災害に見舞われる日本列島、異常気象による災害が当たり前になってきた日本。
いや世界的にだ。
生命と財産保護の爲にも、有効かつ効率的な施策が求められる。

by tomiot3 | 2015-09-10 18:02 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)