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《うまれる》

《うまれる》という映画を観た。
生まれるが表し居ているように、人の命の尊さを訴える映画だ。
妻に先立たれるおっと炉その家族、
生まれながらに障害を持って生まれた子どもとその両親、
再婚した夫婦と妻の連れ子、つまり父親と子は血のつながりの無い父子。
以上三つのケースをドキュメンタリー・タッチで表現したもの。

とりぎん文化会館小ホールはほぼ満員だった。
皆さん気を入れてスクリーンと言ったとなっている。
妻に先立たれるシーンは、つい自分に置き換えて見てしまった。
自分たちにそのことが訪れたらどの様に対処出来るのだろうか。
夫はハーレーダヴィッドソンが趣味、1周忌を終えた頃、
家族にハーレー趣味を復活させたいと・・・・。

全体的に内容が重たいので、正直辛くて避けたい気分に支配された。
そして障害児の親子の非常に慈愛に満ちた人間性あふれるシーンに感動しながら別の想いが脳裏を駆けめぐった。

少子化、結婚年齢の高齢化、それによると思われる様々な社会的な課題と問題。
女性の地位向上や男女共同参画という政策が本当に女性に幸福を授けているのだろうか。
そもそも人として、健康な子どもを産み、育てると云う事が疎かにされて居ないだろうか。
女性の平均結婚年齢が30歳を越えたという。
このことは大きな社会問題では無かろうか。
女性が社会の役に立つ、この言葉が強調されて、女性の役職の割合、議員に占める女性比率など
実に言葉だけが先走りしていると思う。
現首相は女性の社会進出が国を経済成長させると言っている。
女性よ頑張れ、と励ましかも知れないが、本当にそうだろうか。
今世の中はどんどんシングルマザーが増えている。
この現象は何もわが国ばかりでは無い。
欧米では当たり前とさえ言える。
だが、根底が違う。
わが国のシングルマザーが子どもをちゃんと育てられますか、ちゃんと教育させることが出来ますか。
ノーで有る。
今の政策は女性にひたすら頑張れと言ってるだけで、まともな職に就けず、
生活保護費で生活している人たちが沢山居ると聞く。
働けてもパート、しかも低賃金。
こんなことで国に明るい未来が訪れますか、明るい未来の国が築けますか。
先進国の中でもわが国の教育経費はダントツだと言う。
小中高はおろか大学までだって無料の国が有ると言うでは無いか。
わが家も生涯収入のほとんどは教育と住居に費やした。

この国はどこに一番お金が使われているか、それが有効かどうか、国民は知りたい。
教育にお金が使えない国には未来は無い。

今日の映画を観ながら、さまざまなことが想われるのだった。
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by tomiot3 | 2015-09-12 20:42 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)