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車の未来 今一度見つめ直す

今、東京モーターショウが開か報じられた。
今回の注目は、EVや燃料電池車、スポーツカーが注目されているが、
なんと言っても最もな注目は自動運転車では無かろうか。
2020東京オリンピックまでには実用化し、走らせると政府も息巻いている。
テクノロジーの発達の度合いからすれば、決して不可能ではないだろう。しかしである。現状の道路状況に改善の無い限り、非自動運転車との競合の問題点が解決されるかどうか。そして渋滞を惹起する自動車交通そのものの改善にはならない。
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別の報道で、県内大山環状道路の紅葉行楽時の渋滞対策としての交通規制が行われると報じられた。私も経験済みだが、裏大山の紅葉の素晴らしさは天下一品であるが、渋滞のひどさは、その感慨を相当に打ち消すものすごさである。
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>私自身も車の恩恵に預かっているが、意識としては車社会の限界と無駄を良しとしていない。
砂丘の渋滞も折々見るに付け、その根本対策は道路整備では追いつかないことを認識している。
今や道路建設に膨大な資金を投資する時代ではないとも思っている。
先頃、県内対向2車線の事故多発に関して、平井知事は4車線化の要望を国に行うと述べていた。
普通ならばそういう発言に違和感を感じないだろう。
しかし、私は先に述べたように道路にこれ以上巨大投資する必要は無いと思う。
たとえて、4車線化してもヘリはしても事故はなくならない。
そして量的に車が増えれば、行き着くところの渋滞は悪化するばかりである。
だから、これ以上の自動車道4車線化は極力控えるべきである。
話を戻して、自動運転車を何故オリンピックまでなのか、これは産業界の要請なのか。
むしろ急がれるのは、都内公共交通機関の整備である。
計画として上っているLRTの早期着工と完成である。
銀座-晴海間のLRTの早期実現、その他池袋などの計画も有る。
先頃、晴海に行った折、銀座方面への足として、LRTを思い浮かべた。
皮肉なことに、世界でも有数のネットを組んでいた都電網を国の方針で撤去を早め、それはあっと言う間であった。
京都、大阪を始め多くの歳がおろかしく右へ倣えをしてしまった。
それでも幾つかの賢い都市は路面電車を存続させ、それが今に生きている。
時代が変われば、全国にLRTを普及せよと言っている。
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富士山が世界遺産に登録されたのを機に、富士登山電車が再び?三度浮上した。
富士急行のプランでは、富士スバルラインを経由して5合目までを結ぶ。
その代わりに自動車道は廃止するというもの。
個人的に以前からそう有るべきだと思っていた。
随分以前だが、スバルラインによる環境破壊を目の辺りにして愕然とした。
そして大量の観光客が殺到することによる環境破壊も見た。
だから登山電車による流入者のコントロールが必要だと思っていた。
一方、我が大山も行楽時の渋滞と観光行楽客への満足度を維持するためにも、
車乗り入れ禁止と代替交通機関或いは方法を編み出す必要を感じた。
たら、の話だと前置きして、倉吉線を存続させ、赤字を今一度我慢していたら、
終点山守駅から延線して、裏大山を経由する登山鉄道を建設する。
若しそうなっていたら、冬期でもある程度運行可能で有るし、渋滞などなんのその、
年間を通じて行楽観光客を誘致できただろう。
アジアの人々はともかくとして、欧米人はこうした質的なものを歓迎する。
そうしていれば倉吉や関金の衰退もくい止められたように思うのである。
鳥取砂丘も行楽時の車の渋滞問題は一向に解決していない。
先に申した様に道路整備はそこそこに。
鉄道輸送重視への嗜好転換を図って、資金を鉄道整備に回し鳥取駅-砂丘間にLRT路線を設置する。
そうすれば、LRT自体が観光の呼び物となって、またとない市民の足となって、
市街地を甦らせ、ひいては資産価値をも引き上げる。
その効果は計り知れないものとなるであろう。
いわゆる都市の顔を造る。現在のくるり電梯と連携する古代によって、その効果をより高めるだろう。
もっと言えば、くるりの車両自体をEV又は燃料電池車として、それこそ自動運転方式も将来は有り得る。

by tomiot3 | 2015-10-30 20:56 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(1)

Commented by at 2015-12-14 04:26 x
おっしゃる通りです。倉吉線を復活させれば白壁土蔵群も賑やかになると思う。米子から大山まで登山電車があれば、人通りが増えると思います。