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花回廊とターシャ・チューダーに吸引されて

花回廊見聞とターシャ・チューダーにご面会のドライブとしゃれ込んだ。
薄かすみすながらこーんとした遠景の一日。
女2人、男1人計234歳、総重量約165㎏?
さわやかな早朝の空気をかき分けて、花回廊まで135キロ、ノンストップ。
丁度2時間だった。10時過ぎ入場、まだまばらながら、平日にも拘わらず思ったよりも多くの人。
ここへは自身は3度目、女二人を慮って、先ずはトレインで場内を巡った。
バッテリー駆動かと思ったら、エンジン音がするではないか。
どうやら昔のイメージとは異にして、春の花々展開するロケーションにサプライズだ。
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トレインを降りるとムンと湿気が増すドームの胡蝶蘭などを愛で、バラ園に向かう。
車椅子で娘さんらしき人にサポートしてもらってゆったりと楽しむ老婦人、
その様な光景を3組目にした。
一組の方と接近したとき、押し手の娘さんが、コンニチハと声をかけてくれた。
とても良い気分が辺りを覆ってくれた。
一眼で花びらの谷間につっこむようにして接写している若者。
スマフォではねー。少々やっかみ気分。
ラ・フランスなどとともにミチコ、クイーンエリザベス、グレースケリー、カトリーヌ・ドヌーヴ
などなど麗しい名前のバラ、名前とバラの区別、なかなか覚えきれない。
我が家のつるバラと同じアイスバーグをようやく見つけた。
アンクルウオーターとバブビューティーはとうとう見つからなかった。
配置のデザイン性は流石、手入れも行き届いているので多くの方のこころを揺さぶるだろう。
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この園の絶景ポイントのひとつ。
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あれこれしているうちにお昼時が近づいた。
思案したが、結局レストラン花かいろうで済ませることに。
以前の印象とは随分変わって、メニューもすっかり異なっているようだ。
麺類、弁当、定食、カレーなど種類と数はそれなりに色とりどり。
かなり広いスペースもほぼ埋まる状態になった。
私は天麩羅そば、姉はそば定食、妻はひらめ丼。
では辛口、そばは機械打ち麺なのは致し方なし、だがつゆの出汁ぐらいはキチンと・・・。
姉の定食に添えられているご飯は私が食べることに、ご飯が美味しくない。きっと米が悪いんだ。
妻のひらめづけ丼、見た目にも美味しく無さそう。
そしてご飯も同じく。おいしそうに食べていない妻。
団体客が別室に案内されていた。
シンガポールのお客さんらしい。皆さんの姿でもそうだろうとガッテン。
どの様な食事を供するのだろうか。
私等が食べたクラスの傾向の物だったら・・・どう思われる?
きっとあの人たちは、お金持ち、結構ハイクラスの人たちかも知れない。
お も て な し の実態はこんなものか。と言う風になりはすまいか。
日本食って、 こ ん な も の しきりに気になる事だった。

妻との会話、近くの・・・・の500円定食のご飯は美味しいのにね。
味付けもいいしね。
大山の雄大さを確認しながら米子へ、
その雄大さに、思わず車を駐めてパシャ。
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ターシャ・チューダー展 米子市美術館
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ターシャの日常生活が忍ばれる、鍋、食器、などの台所用品、
ターシャがまとっていた洋服類、家具や紬用具などなど。
ほぼテレビの予備知識で得ていたほとんどの物が展示されていた。
庭造りの断片もチラッと展示、あの広大な庭園というか自然林を顕すには至っていないが、
予備知識を持っての拝見だから十分だった。
気取りのない、自然に委ねながらの暮らしぶりが、じわじわと押しよせてきた。
これはきっと感動なのだろう。
竹籠など、日本の物に実によく似ている。つまり細やかな網組が似ている。
銅などの鍋類や、調理器具を見て思う。
ハッキリ申して、日本の打ち出し技術、刃物技術、焼き物技術の素晴らしさを知ったとも言える。
だが、一番大切なのは、一つ一つに丹念に使われた痕跡が色濃く刻まれていることだった。
帰路は少々疲れ気味のお二人さんを乗せて、乾いた大山を右手に眺めながら2時間のドライブだった。

ターシャは名家に生まれながら、最小限の近代設備で薪ストーブ、蜜蝋で拵えたろうそく、などを自給し、今で言う、スローライフを実践した。京都大原に居を構えるベニシアさんとも相通じるところがある。
ターシャさんの精神がどんどん広がれば、原発のない、平穏な地球の実現も夢ではないでしょう。

ターシャ・テューダー(1915年8月28日-2008年6月18日)はアメリカの絵本作家・挿絵画家・演芸家(ガーデナ^)・人形作家である。92歳没。




by tomiot3 | 2016-05-18 21:40 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)