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アベノミクスは衰退

争点隠し
与党は争点を経済に向けるべく、安保法案、憲法問題を隠蔽し、争点化を避け、
議席を確保した上で、平気の兵座でもち出すことは、過去の安倍政権のやり口から明らかだ。
国民をごまかす手口の常習だから。
首相は頭が悪い、だから口から出任せが非常に多く、自分の言ったことに責任を持たず、いとやすく前言を翻す。そして新解釈などとうそぶく。本当に性格が悪い。
これこそが争点だ。
この誤魔化しに国民が気付くか、気付いても知らぬ振りするか、非常に大事な局面だ。
今回の選挙は、日本の将来を占う重要な選挙だ。
単に経済だけの問題ではないことを国民は感じねばならない。
中国の海洋進出をどの様に阻止するか、具体的政策のないまま、我々国民に示すことが出来ないまま、単に中国脅威論ばかり打ち上げている。こら等を見ていると、国粋的国家主義時代と何等変わらない。政治教育を受けていない若者ほど、単純に受け入れてしまう。つまり深く考えられるほど成熟していない層ほど冒されやすい。これは日本ばかりでなく、ヨーロッパ等におけるネオナチなど見ているとよく分かる。教育機関が中立中立と言っている間に、実際には中立が消滅することだって大いに有るのだ。リベラルが育つ暇がなくなっているのではと懸念する。その様なディベートは勿論なされていないであろうから。

昨日の地方紙では、5党公約出そろう《与党 アベノミクス加速》との大きな見出しで報じられた。
マスコミもすでに与党の手口に沿って報じているのではないか。
新聞が各党の公約に沿って報じた内容に沿って考えて見た。

当のご本人が〈道なかば〉と言ってるくらいだから、
実際にはほとんど達成感はないのではないか。
デフレ脱却もままならず、現状は円高、株安傾向が続いている。
外部要因によっては、とんでもないことだって有りうる。
アベノミクスについては従来から疑問視する有識者も多く、実態もその線に沿って現れているようだ。
一部大企業の好調はあるものの、わが国の体質として国民への分配には繋がらない。
現に我々を含む中間層には恩恵を受けたという実感は全く無い。
私はアベノミクスは崩壊していると思っているし、ましてや加速など有り得ないだろう。

ロイター企業調査(日刊ゲンダイ)では次の様に見ていることが報じられた。

[東京 22日 ロイター] - 6月のロイター企業調査によると、アベノミクスについて「後退」ないし「消失している」との見方が合わせて7割を占めた。一方、7月の参院選挙では議席の「現状維持」が望ましいとの回答が4割と多数を占めた。
安倍晋三首相の政権運営に懸念の声はあるものの、野党は実力不足との見方が強い。消費増税延期を支持すると回答した企業は6割を占めた。ただ社会保障への不安が解消されず、消費刺激効果は限定的とみられている。
この調査はロイター短観と同じ期間・対象企業で実施。資本金10億円以上の中堅・大企業400社を対象に6月6日─16日に実施。調査対象企業は400社で、うち回答社数は245社程度。
<アベノミクスに厳しい評価、参院選は「現状維持」多数>
参院選で自民党は「アベノミクスの継続」を訴える方針だが、「アベノミクスは後退している」との見方が59%、「消失している」との見方も11%に達するなど、回答企業の7割が現在のアベノミクスに厳しい評価を下している。3年半の間で成果は十分に出ていないとみられており、昨年10月の調査(後退66%、消失6%)とほぼ同様の結果となった。「株価や円安に頼っていた面が大きいため、これらが逆転すると厳しい」(機械)、「構造改革や成長戦略が進展していない」(多数)との見方が多い。



by tomiot3 | 2016-06-22 23:01 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)