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ユーモアとアイロニー

イギリス人はユーモアの有る国民と、子どもの頃から聞いていた。
ユーモアとはなんぞや、単に冗談ぐらいに思っていただろう。
そのユーモアを解する国民が、EU離脱で公開するような投票をしたのだろうか。
このままだと、離脱交渉の上、離脱がきまるのか。
離脱投票した人の後悔はどうなるのか。

日本海新聞の片隅に《近景遠望》という極く小さな囲みがある。
完全に見落としていたら、鳥取あちこち見聞日記さんに教えられた。
ふーむなーるほど。
ユーモアとアイロニー_e0166734_21231647.jpg
鳥取あちこち見聞日記さんはユーモアと言うよりもアイロニーたっぷりに
鳥取市庁舎住民投票の結果を無視、ひっくり返したタケウチ市長とそれを引き継いだ現鳥取市長
を引っかけている。
議会制民主主義の大先輩にご意見もの申す訳だ。
イギリスの場合、国民投票の危うさをいやというほど見せつけた。
一方、鳥取市の場合のもどかしさ、国政の場での選挙制度による我々意志とかけ離れた政権の誕生など、やりきれないものばかりだ。
また一方では行き詰まった資本主義ともどかしき民主主義との葛藤が複雑に交錯しながら、
未来への不安を掻き立てる政権が権力の座に着いている。
そういう意味で、今度の参院選は非常に重要な選挙となる。
民意とは一人ひとりの成熟にかかっているから。




by tomiot3 | 2016-07-04 21:36 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)