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都知事と参院選 ひたすらな平和希求

都知事というのは、キャピタル東京の顔で有ると同時に日本を代表する顔になる。
だから二期続けたと知事の不祥事は、東京の評判が日本の評判になった。
大層重要なトップだから、田舎の我々にも重大関心事だ。
だから我々放談では、結果によっては、都民は駄目だなーバカだなー、と言う嘆息になることがしばしば。
そうしたなか石田純一氏が立候補表明した。
正し、野党四党の足並み揃えての後押しが条件だという。
これはなかなか至難だ。壁が厚い。
しかし、正直タレント候補にはまっぴらなんだが、近頃の彼は政治的発言をいとわず、
石田氏は反安保法制のデモにも参加し、それなりの発言をしてきた。
そして彼の意思表明の説明もなかなかの説得力が有ると感じた。
いつかのファミリーヒストリーで明らかにされたことだが、父は元NHKアナウンサー、
そして、なかなかの血筋であるのことが奥行きを感じさせる一因かも知れない。

政治的には都知事選よりも参院選の方がより重要であることは自明の理。
知識人や芸術家の反安保法制、反安倍、反自民の声は決して小さくない。
あの小澤征爾氏にしろ、いまのご時世を大変に憂いているではないか。
演劇界、音楽界の人々の発言行動も勇気をもらう。
こと限定してクラシック音楽人とそれを愛する人々にも現状を憂慮し、批判している人々の少なからんことが嬉しい。Fbでもそのことが如実に汲み採れるのだ。

キツイ表現だが、その様な振る舞いや理解ができない音楽家が居たとすれば、
それは音楽は何のために、音楽はどうあるべきか、を今一度考えて見ては如何。

ただ残念なのは、報道は野党の不利を伝えている。
なぜだろう。狭くは地方、広くは全国を見渡すと、
反安保法案、憲法改正によるなんとはなしの脅威というか不安、原発に対する不安、アベノミクスへの不信、
などなどが心の何処かで理解しても、皆さんの多くが、そんなことはないだろうと自己の中で安堵を完成させている。
だから、現実を直視できない人々が多数を占めていると云う事か。
先のイギリスのEU離脱でも同じ事が起きた。
私もそうだが、テロに対する脅威を宣言し、巨額の資金供与を惜しまない安倍首相、
これは必ずテロ集団の餌食にされると多くの良識人は言っていた。
バングラでそれが悲劇的に惹起した。今後の手始めのように彼等は言っているだろう。
国内だっていつ起こるか分からない不安要素を抱えてしまった。
こんな簡単な理屈を分かろうとしない国民が居たとすれば、それは国家主義者の思うつぼだ。
現に、彼等は国民の心の内を見透かして、公然と国家主義的発言を繰り返しだした。
国民は嘗められている。分かりませんか。
内外の歴史を振り返ると、気がついたときは既に遅しである。
民主主義は遠くに去り行き、国家総動員令のように一億総なんたら、反体制の者には
官憲の目が光り、格子の中に入れられる。かっての時代の再現を夢見ることがある。
今風ならば、たえずネットは監視される。実は今でも監視され、削除されることが再々起こっているようだ。中国のそれと一緒だ。
安倍政権は、報道規制を強めて、政府或いは自民党に不利な街の声などはカットさせられている。
だから懸念ばかりでなく、既に始まっているのだ。

テロを抑え込むのは、暴力に暴力では決して解決しない。
あからさまな敵対ではなく、あらゆるルートを通じて対話し、説得し、そうした仲間を増やすこと。
平和国家を築き、世界に認められてきたかっての日本を思い起こし、
それこそ必死に平和日本の旗を掲げ、行動することこそ、我が国民がテロの犠牲に陥らない唯一の道だ。
それは、世界に共通した道でも有る。
もう一つ、ユネスコの仕事でもある教育こそが、もう一つの最重要課題であろう。
世界には想像を絶する貧困と無教育、宗教の対立、でも人類はひとつ、
かけがえのない地球に住む隣人である。




by tomiot3 | 2016-07-08 21:39 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)