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新しい言葉 賦存量(率)

蛇口をひねれば、水が出る。と言う当たり前の生活を享受している。
ところが世界中、真水を得ると云う事は一大問題と云う事を日本人はどれだけ知っているだろうか。
日本列島も降水量の傾きがあって、空梅雨だとか、降雪量、降水量によっては、渇水となり深刻になる。
今年は関東奥地の降水量が滅茶苦茶少なくて、梅雨期も雨は降らなかった。
関東最大のダムである矢木沢ダムの貯水率は今日現在31.2%、これから夏場に向けての大変さが分かる。
関東の水瓶がこの状態と云う事は、人口がさらに膨張を続ける東京都とその周辺の県の人口を賄うことが出来るのかどうか。
水資源の賦存量というのが有る。これは理論的に利用出来る或いは算出できる水資源量と言うことになる。
賦存量と人口集中は蔑ろに出来ない問題と云う事だ。
2020オリンピックに向けて、更に東京集中し、個人当たりの水需要が維持されたとしても大問題になり得る訳だ。
日本の水収支(左要クリック)というものを個人レベルでも理解することは、
様々な政策追考が是か非かを判断するひとつの指標になる。

政治家諸氏、行政に携わる諸氏、このような事をどこまで理解して国民を代表して司っているのだろうか。
東京一極集中にオリンピックを契機として更に拍車がかかっている今、
本来ならば政治問題化しても良いものだと思う。
関東一円がこの国の水資源賦存率のアンバランスを招いている。
東京人はこのことを十分に理解してしかるべきと思う。

鳥取市の水道は高くなるばかり、値上げの話はちょくちょく聞く。
コストダウンを図ることも重要だが、例え今潤沢な水も一朝事あれば、と言うことも想定できる。



by tomiot3 | 2016-07-24 20:53 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)