秋のドライブ

昨日、倉吉の被災地の現状をざっと見ての帰り、三朝、三徳を経由して佐谷峠越えで帰った。
この峠は何百遍通ったことだろうか。
佐谷峠までもかなりの急な坂道、昔に較べれば改良されて広く曲がりも少なくなった。
途中峠近くになると、道端の集落では三つ叉の皮を剥ぎ加工する蒸し桶がツルされて蒸気が立ち上ったり、
路端に筵を敷いて、栃の実が干されたりしていた。
今はそうした風物はすっかり形を喪った。
“なんだか寂しいね”妻とそう語り合った。
峠を越えると幾重にも重なるつづら折りがしばらく続く。
正面の壁をなす山は紅葉の始まりか、でも色合いが鮮明さに欠ける。まだまだ。
その向こうは小鹿渓の奧の中津地区、今は廃村かなどと思いながら下る。
オーバードライブを解除して、極力ブレーキペダルを踏む回数を意識しながら下る醍醐味。
極力シフトダウンはしないのが流儀。
右に左にカーブも出来るだけ同乗者に遠心力を意識させないように走る。
いい歳しているが、ハンドリング大好き。
そう言えば、香湯館の車、以前はベンツのスポーツだったのにスバルに変わっていた。
スバルSTIの四駆だって。
ラリーで鍛えられた車種、コーナーワーク抜群、その代わり燃費は?
お二人はとにかく若いんだ。
今年もウイーン・オペラとコンサートに行ってきた。と誇らしげに語られた。
トゥーランドットに、蝶々さんに・・・、とにかく四つ。
それにムジークフェラインのコンサートだって。
羨ましい、悔しい、このご夫妻、あちこち外遊されているが、どうやらウイーンに魅せられてしまったようだ。
あーあ、わが人生設計過まてり。

やがて河内を下り鹿野へと続く県道。その脇を河内川が寄り沿って下る。
昔々、中津地区から先の山を越え、吉岡まで歩いたことがある。
一人での山越え、少し怖くもあった。
夏の盛りだったので、河内川に降りて登山靴を脱ぎ、足を冷やした。
この川は普段は水量の少ない川、しかしこの地区は県下でもトップクラスの多雨地区だ。
時として途端に暴れ川になる。

やがて鹿野を通過し、ゴルフ場を通過して吉岡地区に入ると鳥取自動車道の工事現場がちらりチラリと見え隠れする。
再来年春の開通と聞いている。
開通が待たれる期待と風情の失われる寂しさがない交ぜだ。
急ぐときは自動車道を使うだろうが、旧道というか一般道も使ってみたくなるだろう。

今年も紅葉、天候の加減でどうだろうか。












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by tomiot3 | 2016-10-28 09:16 | よもやま・つれづれ | Trackback | Comments(0)

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