異色のクラシック音楽館

23日NHKクラシック音楽館は通常のコンサート放送と異なって
バイオリン500年の歴史とバイオリン名器の解析、カナダのヴァイオリニスト、ジェームス・エーネスが様々な楽器とヴァイオリンにまつわる名曲を聴かせてくれた
500年の歴史、つまりルネサンス期に遡るヴァイオリンの発明に始まり、作曲家、演奏家との出会いを繰り返しながら、
今では楽器のエースと言えるまでに発展したヴァイオリンを科学的な分析し、今後の音楽家に優れた楽器を提供しようとするヴァイオリン職人の心意気まで、とても優れた企画に大いなる共感を覚えた

オールドと言われる楽器の均質性にも驚き、発展しながら継承してアマティへと至り、
ストラディヴァリ、更にガルネリへと横に広がり、名器を送り出した
ストラディヴァリの「バロン・クヌープ」を使っての実験と演奏
コレッリのヴァイオリン・ソナタ作品5「フォリア」、バッハ無伴奏ソナタト短調、
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、これは2002年N響/パーヴォ・ヤルヴィ、ヴァイオリンがエーネスのものだった。15年前か。
スタジオ録音でブラームスのソナタ、バルトークのヴァイリンとピアノのためのラプソディ、ブラームスの曲ってやっぱり大好き、ヴィヴァルディの四季とバルトークのヴァイリンとピアノのためのラプソディ、
えーとそれからパガニーニの24の奇想曲、バッハの無伴奏パルティータ第2番、
名曲コンサートの趣

音響学の牧勝弘氏の音響分析、
バイオリン修理職人の窪田博一氏の修理とストラディヴァリのコピーをつくる過程での職人魂に触れ、地味な世界での心意気に大いに感動した
窪田氏作製のストラドヴァリのコピーは音響分析でほとんど類似する程までに近付いていた 驚き
それにも増して、音響学の分析機も無かった時代のストラディヴァリは輝きを350年維持してきた訳だ
ヴァイオリンの発達は、飽くなき職人の追求心と作曲者や演奏者のより良い音を求める探求心がたゆまざる楽器発展の歴史を重ねてきたと云う事を強く感じた
修理職人窪田氏の楽器への取り組み方、ストラディヴァリなどがそうで有ったのではと言う想像を交えて、板の響きを頼りに板を削り、調整して行く姿く姿、ストラディヴァリに一歩一歩近づこうという夢、或いは願望に職人魂を感じた
股弦楽器にはニスという大きな課題、ニスによって音が変わると云う事も実際に音とデータで示された ふーん、すごい!
過去の修理での方法やニスの誤りなども多く有るようだ
窪田氏は松ヤニと油の混合でニスの秘密にたどり着いたようだ
松ヤニというのは、ヴァイオリンの板材である唐檜のヤニだろうか
なんと言っても頂点のストラディヴァリ、科学的にも証明されつつあるストラディヴァリ、
これからも最高峰の地位を保ち続けるだろう
とにかく楽しく意味の有る番組だった


楽<バイオリン 500年の物語>

500年にわたって人々の心を癒し、揺さぶり続けてきたバイオリン。その豊かな音色と無限の表現力は、大作曲家たちの創作意欲を刺激してやみませんでした。伝説の名器ストラディヴァリウスの秘密に迫るドキュメンタリーを交えながら、人類の遺産ともいえるバイオリン音楽のマスターピースを、現代屈指の名手エーネスの演奏でお送りします。

・「四季」から(ヴィヴァルディ)
・24の奇想曲 第24番(パガニーニ)
・バイオリン・ソナタ第1番 ト長調 作品78から 第1楽章(ブラームス)
・無伴奏バイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 から「サラバンド」(バッハ) ほか

バイオリン:ジェームズ・エーネス
(2017年2月15・16日 NHKスタジオ)




余談
報道用語でヴァをなぜバにしたのか
ヴァイオリンがバイオリン、どうもなじめない


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by tomiot3 | 2017-07-24 13:18 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)

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