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ウィーン国立歌劇場

夢の音楽堂・小澤征爾がいざなうオペラの世界・ウィーン国立歌劇場
4日NHKBShiの9時間を超す長時間番組に釘付けになった。
現在世界最高峰のウィーン国立歌劇場音楽監督の地位にある
小澤征爾がゲスト出演して、サイトウキネン公演の模様を
はさみながらオペラの世界を解りやすくいざなうというもの。
サイトウキネン公演ではヤナーチェクのオペラ「利口な女狐の物語」は
ほとんど馴染みがなかったが、かみ砕いて解説されると、 なるほど
おもしろい と言う具合になってしまった。
ウィーン国立歌劇場と言えば想い出しますなー!
1997年の元旦は昼間にムジークフェラインでニューイヤーを堪能した後、
夜は移動して「こうもり」、3日はバレエ「くるみ割り人形」としゃれた込んだ。
最初は平土間のパルティエで、次は舞台正面の二階バルコニーだった。
ウィーンフィルの人もムジークフェラインとオパーを行ったり来たり。
クラリネットのオッテンザマーさんがオケピットから手を挙げてくれたり
したんで喜んだり。
 番組の最後は限られたレパートリーしか仕事をしなくて、
キャンセル魔としても有名な伝説的なカルロス・クライバー指揮の
「バラの騎士」。
これは1994年のウィーン国立歌劇場引越公演in東京で「フィガロの結婚」
「こうもり」そしてカルロス・クライバー指揮「バラの騎士」を鑑賞した。
何れも夢のような舞台だった。舞台装置や小道具に至るまで
映像で観るのと全く同じで船で運んできたんだから。
この番組のお陰で記憶が彷彿と蘇る良い新年となった。

 私は幸せなことにカルロスを三度聴く機会に恵まれた。
この「バラの騎士」とスカラ座来日公演で「ボエーム」、
それに「バイエルン国立管弦楽団」でベートーヴェンの
4番と7番を聴いた。これはすごかった。
今年取りあえず姿を消す大阪フェスティバルホール
演奏が終わるやいなや総立ちの大歓声で沸きに沸いた。
本当はもう一度、ウィーン・フィルが聴けた筈なのにキャンセル魔の
面目躍如で指揮者が代わってしまった。
この事象は後々までも慚愧な思いが残った。
こういうことはまま有るもので、ロンドン交響楽団の指揮をする筈だった
バーンスタインが急病でキャンセル、このときはかなりの返金があった。
間もなくバーンスタインは亡くなられた。冥福

by tomiot3 | 2009-01-04 22:50 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)