造形作家 徳持耕一郎
鉄筋アート、銅版画の作家として、鳥取を拠点に
全国発信している気鋭の彼。
音楽はジャズに傾倒し、
著名なジャズプレーヤーとの親交も深く、
数々のCDジャケットの作品がそれを物語っている。
グラフィックデザイナーとしての才能も豊かである。
ちなみにとっとり楽友協会のチラシ・ポスターの
大半は彼のデザインによっている。
徳持耕一郎 鉄筋彫刻作品
「音楽を奏でる鉄の線」
パンフレットより その一部を掲載する。
彼の工房には、様々な作品が無造作に置かれている。
その中に、歌麿浮世絵の作品が目にとまった。
髪の毛の細やかさ、面長な顔に細くつり上がった目
一切の説明不要な作品だ。
特に感嘆したのは、なまめかしさを漂わす手指
ことに小指の艶めいた表情に惹きつけられた。
さらに体の曲線のダイナミックな艶めき。
同行した清原夫妻とともに感嘆しきりであった。
作曲家ジョン・ケージのアイロニーあふれた作品もあった。
本人とも会ったことのある作者ならではの
ケージ=カゴ をもじった作品など
おもしろ!おもしろ!
NHKの「美の壺」は4月からバージョンが変わる。
その新しい番組のタイトルに彼の作品が
採用されるとのこと。
どんなことで登場するか、とても楽しみだ。
by tomiot3 | 2009-03-01 21:00 | 文化・芸術 | Trackback | Comments(0)