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鳥取駅周辺とコンコース

昨日は駅南広場のことを書いた。
書き足りなかった部分を追加して書くことにした。
駅コンコース
従来からコンコースで一番気になること。
それは仮説売店が恒常的にコンコースの中央部分を
陣取っている。
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率直に申して、高級品ではなさそうで、
ディスプレイ的に安っぽく見えてしまう。
県外客の立場になれば、
なにこれ?と思うに違いない。
いらっしゃいませ!お客さんをもてなす玄関の中央に
でんと居座って、本来広い空間でゆったりと迎えて欲しいのに
第一印象がぶっ壊れてしまう。

JRは少しでも場所代を稼ぎたいだろうが
結果的にイメージダウンで乗降客を減らす方向に
作用するだろう。

要はみっともない光景である。
これを良しとする人がいたなら、頭を冷まして考えよう。
早急に止めるべきだ。
駅前広場
駅前のケヤキ群を移転すると聞いてびっくり。
一体何を考えているんだろう。
夏の暑い盛りなどあの木立はさっと冷気さえ感じさせてくれる。

以前から新聞投書で、落ち葉が汚いとか何とか言う人がいた。
言語道断、落ち葉が汚いなんて思う方がおかしい。
紙切れなどは、例え一片でもごみになるが
落ち葉は掃き寄せれば、それはそれで風物となる。

それと都市緑化を進める方向性と合致しない。
今回どこに移転するのか知らないで言っているので
多少の引け目がある。

しかしながら、都市緑化はヒートアイランド防止の上で
欠かすことの出来ない方向性である。
木の緑だけで精神的に癒されることも重要だ。

あの都知事、文化的見識がさほど高くないと思う
人でさえ、また欧米の都市には及ばないものの
国内の他都市に比べて、断然緑の多い東京。
にもかかわらず、街路樹をはじめ、樹木を?万本
植えると言っている。

市民県民、行政マン、あなたたちはなにを考えているのだろう。
少しは勉強してから言ってくれ。

元々デザイン的、機能的にも配置が良くないことは理解できる。
当初から間違っていると思っていた。
私はこう思う。
公共交通への誘導のため、便利さに差を付けるのである。
1 駅頭に立つと、ランドマークの久松山がパット視界に入る。
2 公共交通機関(バスターミナルなど)を真正面に据える。
  これは東京において、国際都市交通セミナーに参加した際
  他国の代表が例を上げて言っていた。
3 準公共交通機関のタクシーをその横。
4 自家用車用駐車場は一番外側
5 今在る変な広場、変なモニュメントが建ち、音痴になりそうな
  カンパネラが鳴る広場(風紋広場)辺りはタクシー乗り場かな。
6 全体配置の中で緑の部分を配置する。
7 歩行者はほぼ直接的に大丸、太平線通り、若桜街道に
  誘導されるように高架歩道橋ないし地下道で結ぶ。
  なお、将来のパークアンドライドに備える。
  もちろん自転車通路をキチンと確保する。
駅前に限らず、市街地にもっともっと緑を増やそう。
森の中の都市にしよう。
夏涼やかな街にしよう。
全国どこにもない街にしよう。

このことが実現し、車社会から脱却できた折には
鉄道を使った県外客が街にあふれるだろう。

道路一辺倒や今回の高速1000円走行は時代に逆行していることに
お気づきだろう。

私の論は、温暖化防止、低酸素社会実現の基礎となる。
もちろん駅と砂丘は公共交通でカバーするのである。
自ずと市街地に人があふれ、モールが実現する。
仕掛けさえ出来れば、中心市街地活性化などへっちゃらだ。
仕掛け以外に必要なのは、あとは市民の意識改革だけだ。

by tomiot3 | 2009-04-03 21:00 | 街と村づくり | Trackback | Comments(0)