砂丘を愛そう

砂丘の四季と幻想
砂丘の評判には色々あって
よかった評判、よくなかった評判、さまざまである
私は砂丘が大好きだ。どんなに言われようと、貶されようとである。
だから今の砂丘の儘ではいけないと強く思うのである。
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ずっと以前、盲目のヴァイオリニスト和波孝禧氏夫妻を
演奏会を終えた翌日砂丘に案内した。
馬の背までは結構な距離、
大事なヴァイオリンを下げたまま砂に足を取られながら進む。
背を押すように土産物屋のスピーカから演歌が流れてくるのである。
馬の背に近づいた頃、“やっと聞こえなくなった”と呟かれた。
砂丘の中心となっているラクダの背までたどり着く、
眺望は素晴らしく水平線は地球が丸いんだと実感させてくれる。
だが和波さんがどう感じられたか。

後年沢山の演奏家を案内した。
やはり盲目の梯剛之母子、彼は渚にたたずんで、
押し寄せるさざ波に手をかざし、そして夕日を感じた。
“たけし、ほらごらん、大きなお日様が沈むよ”
私は得も言われぬ感動を覚えたものだ。

ギターの村治佳織さん、村治奏一さん、木村大さん、
ハープの松岡みやびさん母子とは馬車にも乗った。
しかも初めてだった。
作曲家の小林秀雄さん、それに合唱指導の方々など、
それなりに砂丘の素晴らしさを感じて頂いた。

ことに小林秀雄さんには、
砂丘と日本海を題材にした
ピアノと混声合唱のための組曲「光と風と波と」
を作曲して頂いたのでその感慨は別世界のものだったようだ。

ちなみにこの作曲に関しては私がプロデュースさせて頂いた。
砂丘の四季と自然の素晴らしさを四楽章的に歌い上げたもので
数十分におよぶ大曲となった。
私が砂丘によせる想いの一端が実現する一頁だった。

この詩は松江在住の詩人五十川式部さんにお願いしたが、
彼女は四季折々の砂丘に浸り、穏やかな砂丘、荒れ狂うる砂丘、
そこに生きる生物、
そしてこれらを慈しむ人間を余すところなく表現して頂いた。
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砂丘は馬の背だけではないのである。
360度から砂丘を眺めて、初めて砂丘の本来が読めてくるのだ。
むしろ砂丘の臍の馬の背よりも周辺の砂丘とはるか遠方から眺める砂丘、
多鯰ヶ池を包含した砂丘に魅力を感じている。
そうすると太古に形成された砂丘に愛しささえ感じるのである。

そんな砂丘を日本国中の人々に観て貰いたい。
真の国立公園の在る姿を感じて貰いたい。
国立公園とは、単に観光地としての価値観に閉じ込めてはいけないと思う。

説明のつかないでっかいものを頂いて、
心の糧を得る場所でなければいけない。
現状は車で或いは観光バスで来て、
呑んで食べて、ハイさようなら、となっている。
せめて馬の背ぐらいには行って欲しいものだ。
また砂丘縦断をしたり、
多鯰ヶ池周辺をウオーキングすると別の顔も見えてくる。

私は思う。
砂丘再生の決め手は先ず原点に返ることだ。
そのための提案或いは私案がある。
奇想天外な考えかも知れないが、大きな壁を意識しつつ、
今後少しずつその考え方を披露するので聞いて欲しい。
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# by tomiot3 | 2009-02-24 21:07 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)

砂丘の評判

ダウラでの話

昨日は有隣荘の見聞で良い気分と英気を養う一日だった
ところが今日ダウラで聞いた話は、ああやっぱり 
昨日、栃木県から女性二人の旅人来客が有った
砂丘へ行って来たという
そこでマスターが問いかけた
“砂丘は如何でしたか”
“言ってもいいですか 鳥取の方には言い難いですけど”
“いいですよ 鳥取の人間でないから” 咄嗟とは言え良くできました
“汚いです たとえば 土産物屋 品物も陳腐 これでも国立公園ですか”

よく言って下さいました

おそらく日本一の砂丘イメージが壊れたのだろう
口コミでまた広がってゆく

私も常々思っていたこと 決してこのお客さんだけでなく
恐らくまともな方は皆さんそう思うに違いない

余りにも低俗で自然を食い物して平気になっているのである
デザイン性など全くなく、脈絡もなく立ち並ぶ建築物
車で来てひょいと行けば、もう砂丘 
ラクダや馬も待っている
オシッコや糞の臭いもアクセサリー

ある時、くさいねー と観光客が会話していた

意味のない立木は荒れ放題、
草原砂丘の草はみっともなく風にそよいでいる

イベント重視の皆さんはそんな事はお構いなし
とにかく大量に来てくれればいいんだ 大成功!
喝采喝采

このままでは駄目だ
デザインし直さなきゃ
つまり元の砂丘イメージを復古せねば
これこそ砂丘ルネサンスだ
公園エリアも見直しだ
多鯰ヶ池とその周辺 
乾燥地研究センター用地もエリア内にして
もっと雄大な砂丘を観てもらおう

修景も何も有ったものではないデザイン感覚
官も民もだ

環境省、鳥取県、鳥取市それに受益団体は
本当の砂丘を嫌っているのかも知れない

砂丘とその周辺、修景、ゴミなど
撮りまくった写真は膨大だ

いつか「キレイでない砂丘とその周辺」と銘打って
写真展?をしたいくらいだ

そのうちの一枚、土産物屋の始まる東側の一部
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# by tomiot3 | 2009-02-23 22:40 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)

ザルツブルクへの想い

08ザルツブルク音楽祭

世界で最も規模の大きな音楽祭であろうか
ザルツブルクは、ご存じ、天才モーツァルトの生誕地
毎年7月に開催され、そこで演ぜられる音楽は最高レベル
かってはカラヤンが君臨した時代が有った
ウィーン・フィル、ベルリン・フィルを筆頭に名だたる
個人、団体の演奏が繰り広げられる

21日夜ハイビジョンで昨年の音楽祭のウィーン・フィルが
放映された
ピエール・ブーレーズ指揮でストラヴィンスキーの
バレエ音楽「火の鳥」だった
色彩感豊かで、火の鳥が舞う様子が鮮やかに連想できる
ヒンクとホーネックのトップ、オッテンザマーのクラリネット
シュルツのフルート、以上が顔見知り
ファゴットに女性が どんどん女性が進出してくるようだ

祝祭大劇場といえば、
サウンド・オブ・ミュージックにも登場する岩窟が舞台のホールだ
そこで見る光景は、いつも超満員、世界中から集まるのだろう

ザルツブルクはその名の通り、塩で栄えた街
人口は15万人、日本で言えば中都市か
そのくせ音楽文化がぎっしり詰まった街
世界中から人々を迎え交流のるつぼとなっている

ウィーンへ旅した折、ザルツにも電車で行く予定だったが
零下20度の余りの寒さに止めてしまった
今にして思う 残念だった!

その代わり、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団と
梯剛之の演奏会を梨花ホールでやったことが、せめてもの慰めか
演奏はすばらしかったが、お客さんの数はさほどでもなかった
鳥取ではなかなか通用しない

ああ!行ってみたいなザルツブルク 
そしてカンマーグートを思いっきり歩きたい
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# by tomiot3 | 2009-02-22 22:42 | 音楽よもやま | Trackback(7) | Comments(0)

鳥取の由緒発見

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有隣荘
ところは鳥取市郊外の国安
その集落の最南端にこんもりとした森がある
その森にひっそりとではあるが
豪壮な邸宅が現れた
その名は「有隣荘」

鳥取・智頭の財閥(今は財閥とは言わない)、米原家の管理する屋敷である
その敷地、二千百坪
その名称の由来は「論語」里仁篇にあるという
子曰く、徳不孤、必有隣、(子の曰く、徳は孤ならず、必ず隣あり)
人柄の良い人は決して孤独ではなく、必ず隣人ができる
という意味だと、説明されている。

もともと因幡でも屈指の大庄屋西尾家の「西尾邸」であった
当主は代々「勘兵衛」を名乗り、その祖先は
因幡の城主・西尾伯耆守だったと言う

昭和36年(1961年)に米原家に譲渡された。

国安は千代川のたび重なる氾濫により
幾たびも移転を繰り返し
大正7年(1918年)に現在の地に移転をはじめ
5年の歳月をかけて建築された

この有隣荘は宮大工の巧みの技が随所に見られ
材の贅と共に見所となっている

茶室、湯殿のある一帯は、徳川後期のころ
池田家より拝領されたものだそうで
今は見ることの叶わない鳥取城の一部が
立派に現存し、利用されていることを想うと
万感の感慨が伝わってくるのである

昭和60年(1985年)は鳥取国体であった
私も合唱隊の一責任者としての思いも深いのであるが
この機に、由緒ある有隣荘が迎賓の役割を担ったのである

さらに60年国体を境に一般にも利用されるようになって
現在に至っている

有隣荘の見所は、掛け軸、ふすま絵など数々あるが
なんと言っても、一番の見所は茶室であろうか、
材に純国産の栂が使われ、禅味あふれるわびの世界が
伝わってくるようだ
今も茶会などにも大いに利用されている

また国体を機に増築された部分は
舞台もしつらえられ、ちょっとした演奏会にも
利用できるなど、その利用価値は無限である
もちろん多種多様な部屋は食事会にも利用されている
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先ず正門をくぐると、右手に大きな楠の古木
正面玄関前には、文字通りの松、竹、梅が配されている
さらに左手は、有隣荘の極めつけ、日本庭園がひろがる
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この庭園の鑑賞ヒント、
屋敷の中から南方に目を転じよう
八坂山を借景とした庭園の眺めはそこはかとなく
心の安らぎを与えるのである 絶景かな
京の庭師による改心の庭園である
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借景の八坂山の下方に看板が三枚、
これは大変残念である。

課題としては、屋敷周辺、アプローチをも含めた
総合的な景観改善と保護が絶対に必要と感じた

私自身門前まで訪れたことはあるものの
今回の初めての案内を受けて知ったことである

将来、多くの人々に知らしめて、奥行きのある利用がすすめば
数少ない鳥取の名所となり、
鳥取の人々の精神文化に寄与するところ大なりと確信した
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# by tomiot3 | 2009-02-22 21:00 | 街と村づくり | Trackback | Comments(0)

未知へのいざない


ベネズエラのユース・オーケストラ


シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
ベネズエラのオーケストラを聴くなんて初めて。
しかも若者達100名以上の大編成オーケストラである。
顔ぶれはいわゆる有色で、白人は居ないのでこの様な
大編成になると、何か独特の雰囲気だ。

指揮者もベネズエラ出身のグスターボ・ドゥメダル、
今世界が注目しているという。

25歳で第一回グスタフ・マーラー指揮者コンクールに優勝。
世界中のオケで振っているという。
全く知らなかった。

NHK-BShiで昨夜放送された。
すべて初めての見聞である。
東京芸術劇場は超満員、ステージ真横のバルコニーまで
人で埋まっている。

ドビュッシー/ダフニスとクローエ第2番
チャイコフスキー/交響曲第5番

殊に前半の曲は、
印象的な曲なのでそれほど会場は熱を帯びることはない。
だが演奏の質は相当に高い。
地球の裏のベネズエラの音楽教育は、我々の知らない世界。
知らない世界からとんでもないハイレベルが育っていたと言う印象。
チャイコが終わるやいなや、会場はブラボーの嵐。
こんなに自由奔放、明るい第5は聴いたことがない。
若い団員も躍動しながら演奏しているようだ。

アンコールがすごかった。
バーンスタイン/ウエストサイド・ストーリーからマンボ
ヒナステラ/エスタジアンから終曲の踊り

さすがリズム感は格別、乗りに乗りまくる演奏に
会場もすっかり虜の一体感。

ああ東京はいいな!近くだったら。
せめて放送で知ることに感謝。

続いての放映。
指揮者ドゥメダルは昨年6月のベルリン・フィルの
野外演奏会に抜擢される。
「ワルトビューネ・コンサート」に初登場。
南米作品を思いっきり。
くつろいだベルリン郊外の森は格別の夜となったようだった。

この野外コンサートはベルリン名物で世界の名だたる指揮者が登場する。
もちろん小澤征爾もである。

ドゥダメルは
ベルリンPO、ウィーンPOはじめ多くの有名オケを既に振っているようだ。
グラもフォンでも数枚CDがリリースされている。
ベートーヴェンの第5と第7を聴いてみたくなった。

過去の範疇にない天才かも知れない。
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# by tomiot3 | 2009-02-21 21:00 | 音楽よもやま | Trackback(3) | Comments(0)

覚寺道随想

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今年になって3度目の覚寺道(20日)
時折車が通るのと
たまに人と出会うことがあるくらい
静まりかえった道をキョロキョロしながら歩く
突然ヒヨドリが鋭く啼く
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この道の下側は急な斜面で数十メートル下に
集落と神社がちらりと見える
上側は斜面の続きで尾根まで数十メートルほど

落葉樹の楢、小楢、山桜
常緑樹の樫などがしばらく続く
ほとんど原生のままであるのが良い

落葉の頃はいっぱいの落ち葉が敷かれる
昨秋は相当落ち葉をいただいた
付近のお百姓は軽トラで集めに来るのでとても叶わない
実はそれ以前に早く採りに来なくてはと思っていた矢先
先を越されてしまった。
50がらみのご夫婦が籾殻用ビニール袋20袋ぐらい有ったろうか

“腐葉土にされるんですか” ニコッと“そうです”
何となく柔らかいトーンの答えが返ってきた

一旦帰宅して、現場に急いだが、本当にキレイにさらわれていた
それでも残りをかき集めた
乗用車なのでせいぜい2袋くらいの可愛いものである
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道を下るにつれて、杉や檜の人工林が混じり
竹林が手入れされないまま勢力を延ばしつつある

人工林の下に民家が見える
急傾斜の人工林は崩れやすいのを知ってか知らいでか
せめて混合林にしないと危ないよ
多くの場合、急傾斜地とか言って防災工事が始まる
それよりも直根で根の深い森にすればよい

竹林も手入れし、楢樫の類も相当な樹齢に達したら
伐った方がよい
それで森は再生する

もう一つ気になること
それはずっと上には驚いたことに果樹園や畑がある
そこには管理小屋が有って猪やカラス対策か
大音響で歌を流すのである
相当な遠方まで届くのだ
恐らく1キロ先まで悠に聞こえる
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# by tomiot3 | 2009-02-21 21:00 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)

袋川堤防

今日は街からの返り
国道53号線とまたぐ湯所橋から
左岸堤防を
そして砂丘へ続く県道をまたぐ丸山橋からは
右岸を歩いた
せいぜい3キロ有るだろうか
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全くの私案構想だが
袋川の堤防両岸に桜を延々と数キロに植える
そして日本一の桜土手とする

鳥取には日本一が幾つかあるが
花でも生半可でない事を誇示するのだ

これは昨年当たりから本気で考えている
因幡自転車道も日本一でなくても良いから
桜や梅で彩りたいと思い
取りあえず自生の山桜を手入れしている

伊豆の河津桜の開花情報が寄せられると
桜騒ぎがしてくる
ようやく河津桜の苗木5本を入手手配した
さてどこに植えようか

友人との話だが
街づくり諸々でNPOを造ろうかなどと
風呂敷が広がっている

NPO法人「サクラ」なんてどうかな?

なんやかや袋川が気になる
現状はプカプカ浮かぶゴミが気になる
ペットボトルと鴨が同居している
酷いのはパックやペットボトルらしきもの入りレジ袋が
浮かんでいる
これらがやがて千代川のゴミと合流して
日本海にそそぎ
川や海浜を汚くするばかりか
海鳥や水中動物に害を与える 
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嘆かわしいことだ

海に出るまでに回収処理できる回収船が配置されねばならない
規模は違うので比較にならないが、
東京湾は絶えず回収船が働いている
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# by tomiot3 | 2009-02-21 21:00 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)