徳持耕一郎作品展
徳持耕一郎作品展 美術画廊えんじゅ
彼には多忙の間を縫って、村治佳織のポスター・チラシのデザインをしてもらった。
その彼の鳥取での作品展を見た。この後は神奈川県の茅ヶ崎、箱根へと。
そして来月は東京大丸で開かれるので超多忙のようである。
彼の鉄筋アートは深みを増してきたと感じた。
銅版画や新しい基軸も見られ、
前へ前へと進化していることが読み取られた。
彼のテーマの背景はジャズ。ニューヨークにもたびたび訪れジャズメンとの
交流を通じて関連の作品に磨きをかけてきた。
その様な足取りは着実で、今は他のテーマへと取り組みを始めている。
浮世絵などもそうであろうし、元々銅版画作家でもあるので、
それらとのコラボへと歩んでいるようである。
浮世絵の指の艶めかしさ、髪の毛のリアリティーなど集中させられる。
浮世絵の髪の毛は1ミリに三本を彫り込んだという。
まさに恐るべき技であるが、徳持作品にもその様な魂が込められている。
是非一度ご高覧有れ。そして厳しい評論を下されば彼は本望であろう。
by tomiot3 | 2009-08-04 20:25 | 文化・芸術 | Trackback | Comments(0)