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マニフェスト合戦

マニフェスト大いに結構だが、スケールが小さいね。
お互いのマニフェストをけなし、自分のマニフェストを十分説明しきれないでいる。
ことに自民党のそれは余りにもお粗末。
長い権力構造を築いたがための箍が徹底的にゆるんでいる。
麻生首相の低レベルさは目を覆いたくなるばかりだ。
本当に次元が低い。この様なお方が我が国のトップなんだから
本当に恥ずかしい。
当のご本人は、厚顔無比というか顔が赤らむようなことを平気で
顔をゆがめて語っている。恥という文字はこの人には無いんだ。

どの党にも大きな視点が欠けている。
未来の国、社会づくりの構想と
世界が目指さねばならない地球防衛、
すなわち温暖化対策、環境政策について殆ど口をつぐんでいる。
オバマが宣言した核廃絶、環境対策に並ぶものが何も語られていない。

政治家が本当に育っていない。
ことに自民党は議員数確保に躍起となり、タレントなどを
多く当選させた。党勢の衰えはそんな事も一因だろう。

民主党の救いは、政権を担った場合それなりの人材が
そろっているのでは無かろうか。
少なくとも現麻生内閣よりはマシだろう。

民主党にも幾つかの懸念がある。
そのひとつが、先に述べた環境政策である。

私は、未来の社会構造を環境政策に合わせて、
一番やらねばならないのは、交通体系、流通体系の
抜本的な構造を改革することだと思っている。
自動車に偏重した政策は、道路建設に巨額の投資をしてきた。
また全国各地にローカル空港を造り、港湾も造った。
だが本当に必要だったのか。
それよりももっとやらねばならなかったことが出来ていないのではないか。
ざっと上げてもこんなに有る。
その1、教育=人材育成 大学までの国費投入。
その2、公共交通の徹底的整備。鉄道、LRT,バスなどの整備。
     それは交通弱者(今後もっと増える)、貧困者への温かい援助でもある。
その3、農業を基幹とする産業構造。
その4、国土の保全 森林保護と育成。 

長年の失政の見直しと権力構造の切り崩しが、今回の選挙にかかっている。
きっと国民の知らなかった中身が見えてきますぞ。 
だから何が何でも先ずは変わらなきゃ。

by tomiot3 | 2009-08-04 21:09 | 多論好論 | Trackback | Comments(0)