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砂塵とヘリ

早朝の砂丘は穏やかな表情だったが
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昼前には北西の風が強まって馬の背辺りは砂塵を巻き上げていた。
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撮影地点付近は防風林が効いていてこれくらいの風では砂が舞わない。
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帰り際に駐車場で7、8人の集団が小型ヘリを囲んで作業中だった。
即座に興味がもたげてきた。
“写真撮らせて貰っていいですか”
OKが出た。明日コマーシャル用の砂丘上空撮影を行うという。

色々と尋ねたり、冬の砂丘の気象などのことを聞かれたりした。
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模型ヘリを開発したのはドイツだがドイツは模型で終わった。
日本は模型の域を脱して実用ヘリに進化させた唯一の国なんだって。
かっては製造会社は三社有ったが、今は2社だそうな。
そのうち一社は大手のヤマハ発動機だ。
何年か前に禁輸対象国の北朝鮮に渡ってえらいことになった。

ちなみに幾らぐらいしますか?
機体は350万だが
ローターの操作部をジュラルミンで削りだし加工したのが
200万 

隣ではカメラの装着準備が進んでいた。
カメラはキャノンだったが、
これは幾らぐらいするんですか?
本体が100万くらいで、レンズがカールツァイスで200万、ヘーエ!
これでハイビジョン動画撮影するんだって。
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スタッフの皆さん
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今日は風が強くて飛ばすことが出来ないだろう。
明日は9時頃から始めるんでどうぞと誘われた。
また楽しみが増えちゃいました。
皆さん東京からのお出でだった。

このヘリにしてもそうだが、日本の得意点が如実に表れている。
オタク的にとことん突き詰めて物づくりをする。これがニッポンだ。
他の工芸や芸術にしてもそう、アニメにしてもそう、
この特性は農・漁業でもそう思うし、単に経済性採算性を
超えたところに日本の生きる道があるように思えてならない。
だからスパコンが世界第二位ではいけない。
とことん第一を目指すのが本道というものだろう。

後は組織やシステムネットづくりが克復しなければならない点だろう。
やっぱり根本はひとづくり、そのまた根っ子の教育だ。

by tomiot3 | 2010-01-29 13:31 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)