ホルスト 惑星/木星
NHKの名曲探偵アマデウスを整理のためプレイバックしていると
ホルストの惑星/木星が出てきた。
ホルストが1914年~1916年にかけて作曲したごく親しみやすい名曲だ。
火星から海王星まで7つの惑星からなっている。
ことに木星の第四主題が超親しみやすいスコットランド民謡風が
この曲を世に知らしめ広めた大きな要素だろう。
近年、平原綾香がメロディーに歌詞をつけて一躍有名にした。
クラシックを知らない人まで知ることになった功績は大きい。
クラシックファンで無い人に聴かせて欲しいと言われ嬉して聴かせまくった。
この曲を非公開初演したサー・エードリアン・ボールトは
知る限りでは数回録音している。何番目の録音かは定かではないが
フィルハーモニアOと録音したLPは聴き馴染みが良くて今でもちょくちょく聴く。
LPは面倒ぐさがり屋には向かないが、奥行き感が有って好ましく思っている。
この曲を決定的に全世界に知らしめブームに火をつけたのはなんと言ってもカラヤンだ。
ほとんど無名で演奏される機会はほとんど無かった時代のことだから
カラヤンの先見性に脱帽だ。
カラヤン/ウイーンPO盤(1961年)がその一枚だ。
ロンドンレーベル独特の録音技術で聴感がよい。
ただし演奏の出来は20年後のカラヤン/ベルリンPO(1981年)に譲るかも知れないが
暖かみのあるウイーンPOの演奏に惹かれる。
惑星はカラヤン以降指揮者が好んで演奏し録音も多く残された。
手元にあるCDとLPだけでも
CD
サー・ゲオルク・ショルティ/ロンドンPO(1976年)2枚買っちゃった。
ジョン・エリオット・ガーディナー/フィルハーモニアO(1995年)通常盤とSACD盤
ジョン・ビクトリア・ユウ/フィルハーモニアO(1998年)
LP
サー・エードリアン・ボールト/ニュー・フィルハーモニアO(録音年不明)
小沢征爾/ボストンSO(1979年)
ギョルグ・ショルティ/ロンドンPO(1976年)原盤はCDと同一
珍しい盤としてアントニオ・デ・アルメイダ/モンテ・カルロ歌劇場O
by tomiot3 | 2010-01-31 22:35 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)