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ダウラサロンのプログラム

4月2日のダウラサロン・コンサート
さきがけ 春ド真ん中コンサート のプログラム
本番にさきがけて公表します。
ヴィオリスト生原幸太さん監修のものなので
演奏者の熱意が伝わればうれしいです。

・・・プログラム・・・

1.無言歌集作品62より第6番「春の歌」            F.メンデルスゾーン
F.メンデルスゾーン(1809~47)が発表したピアノ曲、「無言歌集」の中で最も有名な曲。
ヴァイオリン、チェロ、クラリネットなど色んな楽器用に編曲されていますが、今回は
ヴィオラでお届けいたします。
2.ソナタ ト短調より第1・2楽章                H.エックレス
日本のヴァイオリン学習者が必ずと言っていいほど弾く、業界では有名な曲です。
コントラバスで弾くと、「こんなに深みがあって、いい曲だったのか!」と失礼ながら思ってしまいました。
3.組曲「動物の謝肉祭」より「象」「白鳥」           C.サン=サーンス
「象」・・ これほど題名、楽器、その音がピッタリはまる曲も、珍しいと思いますよ!
「白鳥」・・・多くの皆さんが、どこかで1度は耳にしていらっしゃると思われる、チェロの名曲中の名曲を今日はコントラバスで♪
4.ヴィオラとコントラバスのための2重奏曲           J.ハイドン
遊び心たっぷりの全3楽章。きっとハイドンは、友人とおしゃべりしながら、またはコーヒーを愉しみながら軽々と書き上げたに違いありません。
休  憩
5.ヴィオラとコントラバスのための「ファンタジア」       N.パガニーニ
ヴァイオリンの技術的な可能性を一気に広げたパガニーニ。ヴァイオリン曲の傑作「24の
奇想曲」を一度聴いて見てください。あまりの超絶技巧の数々に、ヘタな芸人のコントより笑えます。そんな彼の世界にヴィオラとコントラバスで踏み込みます!
6.幻想曲                           J.N.フンメル
モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から、第2幕でドン・オッターヴィオが歌う
アリアを主題としています。昨年秋、このオペラを弾いているときに、「あっ、これ弾こう!」
と思いつきました。そう多くはない、ヴィオラのオリジナル曲です!
7.小さなワルツ                        S.クーセヴィッキー
クーセヴィッキーは3曲の小品を残していますが、その中の1曲です。愛らしいロマンチックな中にも技巧的なパッセージが織り込まれた名曲です。
8.エレジー                          G.ボッテシーニ
美しい哀愁を帯びたメロディーの中にも「コントラバスのパガニーニ」と異名をとったボッテシーニらしく技巧的な部分が挿入されています。
9.ヴィオラとコントラバスのための組曲より
Ⅰ.プレリュード Ⅱ.ガヴォット Ⅴ.スケルツォ       R.グリエール
R.グリエールは、20世紀前半に活躍した近代ロシアの作曲家。Ⅰ.プレリュードを聴くと、
「ん…?難しい世界に引きずり込まれるのでは…」と先行き不安を覚えますが、Ⅱ.ガヴォットは一転楽しい曲。途中でスコットランドのバグパイプのような響きも現れます。Ⅴ.スケルツォはリズムがややこしく、ただただ必死です(笑)。

by tomiot3 | 2010-03-29 21:00 | コンサート | Trackback | Comments(0)