人気ブログランキング | 話題のタグを見る

SAVE THE FUTUR

今年の異常猛暑のことは人の手には負えない自然界の大きさを思い知ると同時に
無限のように思っていた地球が意外と脆いものだと言うことを実感するに十分だった。
突き詰めると生物多様性の中の一生物である人間が
この地球を我が物顔に支配している積もりになっているという奢りだ。
人間が奇跡的な頭脳を持ち智恵を確保したことが様々な生態を破壊してきた。
名古屋でCOP10が始まったが、これは人間の知恵を如何に生物多様性確保に向けるか、
人類の文明がもたらした破壊の歴史を回復へと転換出来るかが問われるだろう。

翻って小さな砂丘とその周辺あるいは山陰海岸にしろ
様々な環境問題を抱えていることが分かる。
県民や行政の視点は余りにも近視眼的で、かつ大ざっぱ過ぎるのでは無かろうか。
先日多鯰ヶ池のブラックバス駆除を県が行っていることが報道された。
この事自体は評価されるべきだが、誰の手により何故ブラックバスが放たれ、
そのブラックバスを放った理由・原因は何処に有るか、
今後はどの様に規制し多鯰ヶ池を護持しようとしているか知りたい。

砂丘への観光客は相変わらず多くて、遠くの方々も結構訪れている。
レンジャーも配置されるなどの進歩は窺えるが、カバーするエリアと内容は
もっと吟味されるべきと思っている。
くどいほど言っているが、砂丘本来の姿の復元を含め、
海陸の生物多様性の確保のための徹底調査が必要だろう。
不法に狙われている生物もある筈だ。

数のカウントが目的の観光行政そのものも大きな曲がり角に来ている。
毎日のこと他県からの来訪者を観察しているが、
車で来て何時間か滞留してお帰りになる人が圧倒的のようだ。
逆に北海道辺りから軽四で来て何日もキャンプ場に滞在する人も居る。
これはキャンプ場が無料だと言うこともある。
正直のところ無料がよいとは思わない。
キャンプ場周辺の整備を含めもっと満足して頂ける施設にして
有料化する方向を取るべきだ。
キャンプ場の利用は単にキャンピングだけでなく、
もっと深く砂丘の自然とともに楽しめる施設だってできるだろう。

近年イノシシの出没が盛んであることも生物多様性の問題と無縁ではない。
と同時に里山・里地の荒廃と無秩序化の問題をも包含している。

by tomiot3 | 2010-10-11 21:31 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback(1) | Comments(0)

Tracked from 地球温暖化の原因の嘘ウソ.. at 2010-10-14 12:28
タイトル : 地球温暖化の原因の嘘ウソと環境問題の真実
地球温暖化の原因の嘘ウソと環境問題の真実の情報です。... more