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徳永先生とデート

長靴履いてごとごと、かぶり付き、インナー付きコートで雪も寒さもなんのその。
昼下がり、市内の途中に車を置いて、2500歩いてダウラへ。
野の花診療所が本年11月26日(土)に鳥取「いのち」フォーラム、
副題「みみをすます日」~Withカニ
と言う催しを行われる。

終日行われる合間合間に音楽を挿入下糸のご希望。
光栄にも相談を預かった。
お話を伺っていると
劇音楽としてベートーヴェン「エグモント」、グリーク「ペール・ギュント」を想像してしまった。
だが今回は、いのちについて様々なフォーラムが有って、その合間、そしてエンディングなどで演奏を入れて欲しいとのこと。
「いのち」、「みみをすます」・・・そうか、すごく哲学的な命題でもある。
チェンバロやリコーダーのような、どちらかというと静謐に近いジャンルをご希望のようだ。
色々アイデアが浮かんでは消えるが、大変面白い企画になりそうだ。

今朝のテレビでパレスチナのガザ地区の少年のことが話題になった。
毎日のように繰り返されるイスラエルの空爆で、少年の描く絵は
戦闘機、血を流す人の絵だったという。そして精神的な打撃を受けている。
それは破滅的でもあるのだろう。
ところが2年前に民族楽器を与えると見る見る上達して
少年ながらも難しいテクニックをマスターした。
そして表情も明るくなった。
音楽の持つ力を他の少年たちにもと言う話だった。

野の花診療所を度々訪問しているが、その度にいのちの尊厳を思い知らされる。

みみをすます
この短いフレーズの持つ重みを考えてみよう。

イスラエル、ユダヤの民にもの申す。
貴方たちはナチスに想像を絶する悲劇を与えられたじゃありませんか。
なぜその貴方たちが今では与える側に立っているのですか。

by tomiot3 | 2011-01-25 21:00 | 多論好論 | Trackback | Comments(0)