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わが国の存在感

サンクトペテルブルクにおけるAPECエネルギー相会合での共同宣言は最悪。
下記は時事通信のコピー
【サンクトペテルブルク時事】当地で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)エネルギー相会合は25日午後(日本時間同日夜)、アジア太平洋地域における新興国のエネルギー需要拡大などを背景に、原子力エネルギー利用の重要性を確認することを柱とする共同宣言を採択して閉幕する。
 共同宣言には、原子力利用の安全性向上のため、日本が東京電力福島第1原発事故で得た知見の共有を通じて国際貢献することを期待する文言も盛り込まれる見通しとなっている。
 枝野幸男経済産業相は、同日の会合で演説し「中長期的に原子力依存度を可能な限り減らすことが政府の方針だが、これを直ちに実現することはできない」と指摘。電力の需給と価格、エネルギー安全保障の観点から「当面は原子力も利用することになる」と説明した。

枝野経産相の発言は、事故当時の官房長として余程福島原発事故の悲惨さを
肝に銘じていると思いきや、随分後退した見解を述べたものだ。
先の大飯原発再稼働も同じ流れを汲むものなのだが、たった1年3ヶ月での変節とすれば、
今後益々“のど元過ぎれば 熱さ忘れる”が顕著になるだろう。
電力会社や原子力推進派には、歓呼の発言だろう。
これで再生エネルギーの開発と促進はスピードダウンですな。
ゆるせん!!

民主党が政権を取った時には、これで少しは日本もまともになると期待し過ぎた。
どうしても脱原発とはっきり言えないのだ。
経済優先だから?
原発事故はもう起こらないとでも思っているのか。その保障など有りはしないでしょう。
もう一度有れば日本経済どころか、日本破滅ですぞ。

もう一つ、原発機器ならびにプラント輸出という下心が鎧の下から見えている。

by tomiot3 | 2012-06-25 21:00 | エネルギー | Trackback | Comments(0)