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原発ゼロへの道 続き

昨日も今日も雷がピカピカドンドンと賑やかだ。
西部地区の米子市と南部町で停電事故があった。
南部町は復旧に相当の時間を要したようだ。

単一幹線配電線に頼っているとこの様な事態が起こりやすい。
若しこれが、各家庭、集落毎が独自電源を持ち、お互いに連携していたら
恐らくこの様な事態は避けられただろう。
今や電気無くしてあらゆる社会生活が成り立たない。
また災害時や大事故のことを考えれば、ローカルエネルギー重点主義は
救世主となる。

関東(東京)、関西(大阪)に代表される電力大消費地に遠く原発、大火力、揚水発電から
供給している。
この送電ロスたるや5%としても100万キロワット級原発6基分が途中で失われているという。
これではメガソーラーや風力で発電した電力は一体なんのためにと言うことになる。
大都市こそ自給100%を目指して欲しい。

だから“大きいことは良いことだ”は間違った考え方と言うことになる。
これからは“小さいことは良いことだ”にならなければ。

政府は真のエネルギー政策を理解し、構築せねばならないのだが、
どうも見識に乏しく視点狭く小さい。
自民党その他の党になっても良くなることもあるまい。
ことに自民党は原発推進の元凶だから怖い。

またメガソーラーや風力その他ローカルエネルギーの電源から
需要家までのロスを極力減らすことも考慮しないといけない。
そこには一定の投資が伴うが、これこそ未来に有効な初期投資であろう。
現在の配電電圧の主流は6600ボルトだが、
需要地までの距離に応じて22000ないし33000ボルトに上げる必要がある。
ことに都市部に於いては地中送電線の電圧としてこの程度の電圧で運用し、
送電ロスの軽減を図らねばならない。
また都市部における変電或いはローカルエネルギーセンターも巨大化するのではなく、
中小型設備を複数化し、ネットワークを組んでセキュリティーとロス低減化を
測るべきだろう。
地域熱給を兼ねたエネルギーセンターは多様な考えで構築する案がある。
これはボチボチ披露しよう。

資源エネルギー庁のホームページを一度覗いてみてください。
それなりのことを考えているようだ。
それでも他国のそれと比較すると遅れている。

by tomiot3 | 2012-09-05 21:00 | エネルギー | Trackback | Comments(0)