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飛べ若者

昨日の倉吉音楽家訪問記の続き。

ヴィオリスト棚橋恭子さんのコンサート支援が主目的であったが、
若手演奏家の近況を知る訪問でもあった。

門脇大樹さん、チェリストとしての地位を確かなものにする道筋を見つけたようだ。
彼のチェロ演奏はメリハリの効いたダイナミックな演奏と評しているが、
ソロのほか室内楽活動にも傾倒しており、深みを増している。

今年2月に東京でザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクールが催され、
彼の参加するピアノトリオ(門脇大樹(チェロ)・中川直子(ヴァイオリン)・多賀谷祐輔(ピアノ))が
見事一位となった。このご褒美として本場ザルツブルクでの演奏に招待されたという。
頑張ってるなー!

ピアノの多賀谷祐輔さんは何度も来鳥しており、我が主催にも出演して貰ったことがある。
それから門脇大樹さんの尤もなパートナーであるピアニストの津田裕也さんのベルリンでの活躍ぶりと
帰国した際には、あちらこちらから引っ張りだこと言う話に感慨無量。
津田さんの我がコンサートへの来演を希望しているが、なかなかかな。

山田美玲さんはヴァイオリニスト、現在イタリアが本拠地。
鳥取でも演奏して貰っているし、倉吉ではハープの松岡みやびさんとのデュオが懐かしい。
その美玲さんは持ち前の美形はともかくとして、やはり室内楽にも力が入って、
イタリアを始めヨーロッパでの活躍ぶりをご両親からお聞きした。

いずれにしても鳥取県出身の若手音楽家たちの活躍ぶりが嬉しくて堪らない。
一見地味なクラシック音楽界ではあるが、着実に前へ前へ、上へ上へ、
と目指している様を見聞きするにつけ、軽薄ど派手な世の風潮を乗り越えて、
真の音楽の歓びを人々に与えるだろう。

by tomiot3 | 2012-09-07 21:00 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)