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バロックの森 ヨーロッパ南から北へ Ⅲ

過日、地方新聞掲載の記事の内容を掲載する。

『ヨーロッパ、南から北へ』
バロックの夢果てしなく

 混沌の世相にバロック音楽が朗と響く。
バロック・ヴァイオリンのスペシャリスト赤津眞言氏が四度目の来演、
いつものチェンバロ岡田龍之介、チェロの武澤秀平両氏に加えて、
バロック・ヴァイオリン2本が加勢する。
いずれも東京芸大経由の天野寿彦、中丸まどかの両氏、
天野氏は活発な活動をしているバロック団体パーセルプロジェクトの
コンサートマスターとして活躍。
中丸まどか氏は、ブリュッセル王立音楽院で古楽を深く修め、
バロックの本場、ベルギー、オランダの古楽アンサンブルで演奏会、
録音へと忙しい。
 総勢五人の古楽の雄が揃えばどの様な音になるか想像に難くない。
ヴァイオリンが三人、と言うことは『ヨーロッパ、南から北へ』
~ヴァイオリン3本の魅力、その究極とは~が
全てを言い尽くしている。
 南はイタリアのナポリにはじまり、北はドイツ、イギリス、東欧圏まで広がった音楽、
その中に3本のヴァイオリンの編成で多くの作曲家が響きの解け合いを生み出した。
ソロ楽器のヴァイオリンが3本になると異空間の響きを醸す。
名手三人寄れば何とやら、そこにチェロとチェンバロが得も言われぬ低音力で魅力を増す。
梨花ホールは一階だけの贅沢使用。
コストパフォーマンスとすぐれた響きの特性を思いっきり生かした工夫が
素敵な音響空間を醸し出す。
 あれ!なんだか聴いたことがある?それが「パッヘルベルのカノン」、
鳥取のバロック音楽ファンが増えそうな親しみの音楽で締める。
演奏者とごく間近な空間で究極の響きを体感しよう。
高校生以下を大歓迎。
     
         
~ヴァイオリン3本の響き、その究極の響きとは~
             2012.11.21(水)
18時45分開演
とりぎん文化会館 梨花ホール(一階のみ)
2800円(うち800円は三陸鉄道復興支援)
高校生以下1000円
             とっとり楽友協会 谷口十三生
☎0857-29-0705
E-mail gaku08@shirt.ocn.ne.jp
mobail 090-3179-4604
gakutani1213@docomo.ne.jp
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by tomiot3 | 2012-11-05 19:01 | コンサート | Trackback | Comments(0)