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カルテット・カルド 

今日はおじさん三人が行動を共にする日。
ビデオ、スチール、ステージの専門屋?のそろい踏み。
昼過ぎに鳥取を出発、約1時間出倉吉未来中心に到着。
ちょっと一杯の珈琲で息を入れる。

14時からの大ホール、『世界音めぐり』と題するコンサートを聴く。
トロンボーン、クラリネット、ピアノ、チェロという通常余り無い形の取り合わせ。

曲目もコンサート名が語っているように、肩ぐるしい曲ではなく、
やさしい曲ばかり。
バッハの無伴奏チェロ組曲からプレリュードだけが弾かれたりもしたが、
概ねクラシック系ポピュラーな曲だった。
酉はピアソラのリベルタンゴ、これはなかなか聴けた。

それぞれの演奏者は、それなりの能力がある人たちなので、
そこそこの数のお客さんはそれなりに満足されただろう。

カルドは17時からの小ホール借用なので、ちょうど時間を持て余さずに済んだ。

ステージリハもそこそこに18時30分の演奏会を迎える。
リハの音合わせを聴いただけで、今日の演奏内容に確信が持てた。
心配したお客さんの動員も300が全部埋まるまでには行かなかったが、
筋の良さそうなお客さんが集まってくださった。
長谷川県議も見えてくださり、知人の話によるとあちこちに声をかけてくださったそうだ。
リハーサル
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遠路鳥取からのお客さんもあちこちに、有り難いことだ。

ステージ袖でステージ回しの役を仰せつかっている。
棚橋恭子さんのお兄さんが手伝ってくださった。
お陰で無難に滞りなくステージを回せたと思う。
リアルタイムの演奏会のことだから、結構臨機応変の判断を求められる。
それを棚橋兄がカバーしてくれた。
会館スタッフもしっかりサポートしてくれたし、楽しく仕事が出来た。

袖で聴いている限り、音の厚み、アンサンブルの妙が聴き取れた。
お客さんの反応もまずまずだ。

このホールの響きが良い、室内楽にはもってこいホールだ。
それに較べるとマチネで聴いた大ホールは音響的欠陥が有りすぎる。
ホールの善し悪しは、演奏者とお客さんの満足度に大いなる影響をもたらす。

今日はクラシック音楽の中でも、非常にシリアスな曲ばかり。
ショスタ^コービッチのSQ第一番、ベートーヴェンのVaとVcのための二重奏曲、
プロコフィエフの2つのVnのためのソナタ、
酉はベートーヴェンのSQ第8番「ラズモフスキー第2番」
どちらかと言えば、玄人受けする曲ばかり。
だがショスタコで少々堅さが感じられたが、これがむしろ幸いして、
以降の曲により充実した音の綾を皆さんに発信できたのではないか。

第一、第二ヴァイオリンの歌と支えのアンサンブル、ヴィオラの色づけ、
チェロの低音域の補強、
これらの重厚なアンサンブルがホール音響の助けを借りて、
お客さんへのメッセージになっただろう。

若い力の結集する日でもあった。
今どきの若い者流行るじゃない。
佳境
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アンコール
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by tomiot3 | 2012-11-11 00:00 | 音楽よもやま | Trackback | Comments(0)