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世襲議員は民主主義になじまない

二院制の先輩国イギリスでは、貴族院の世襲制を150年前?に禁止した。
何故だろう。

今日の地方紙で報じられた。
当地方出身の党幹事長の議員が、野田首相の世襲批判を的外れと押収した。
政治家評価は資質だという。一見正論に聞こえる。

だがよーく考えてみてみよう。
まず最初に当選したのは,明らかにおやじさんの地盤があったればこそ。
仮に彼よりも能力のある人が出馬していたとしたら、
同じ土俵で戦えないという不平等が生じる。
そのスタートのことをお忘れでは無かろうか。
民主主義の基本中の基本、
被選挙権の行使と共にその選ばれる公正さをも享受しなくてはならない。

世襲議員の能力や資質の是非は別として、選挙区を私有化し、
相続するなどは許されて良いことだろうか。

選挙区を私有化しての弊害は幾つも在る。
誰でもが知っている,岐阜県の大野伴睦が新幹線の岐阜羽島駅を誘致し、
新幹線のルートを歪めてしまった。
果ては雪に悩まされる関ヶ原を通る羽目になった。

またかって森首相は新幹線を石川県に持って帰らないと面子を失う。
などとのたまわった。

この国の政治レベルを上げるのは、優秀な能力と資質を持った者が、
自治体の域を超えて立候補できることに有るのでは無いかと思う。
癒着、汚職の排除、出身地イコール選挙区の概念を変えるときが来た。

だから世襲の人は、自分で能力があり、この国をよくしたいと思えば、
他の選挙区で堂々と打って出れば良い。

形骸化された民主主義の恩恵を受けた議員は、
厳しい洗礼を受けなければならない。

周囲との巷間議論でも世襲には厳しい意見が多い。
この国の将来は、内外情勢に鑑みて今の政治家レベルじゃー駄目。

幹事長さん、民主主義の基礎と基本から勉強した方がいいんじゃないですか。

by tomiot3 | 2012-12-02 21:00 | 多論好論 | Trackback | Comments(0)