タケノコ考
今日が本当の梅雨入りかも知れない。
むっとする空気感、どんよりの空、午後になると極細の雨が降り出した。
雨よ降れ降れ もっと降れ。
竹藪に入って見た。やっぱり駄目か。
二年以前までは毎日のように竹藪に入り、邪魔になる竹はその都度伐っていた。
通路も確保され、それなりに竹藪の形が保持されていた。
体調を崩し、竹藪とも沙汰をし、再び竹藪に入って驚いた。
通路も分からなくなり、折れた竹が重なり合い、酷い状態になっていた。
竹藪に入るのは小生だけでは無かったろうに、たった一人の手が無くなると、
こうまで荒れるのか。
人の手が入らなくなると里山が荒れると言うが、この竹藪もまったく一緒だった。
竹を採りに来る人々は結構居るが、その採取の仕方は無茶苦茶。
後のことなど考えた様子が窺えない。
少なくとも我が輩は竹を地際でカットし、キレイに採るようにしている。
竹藪に入る度に、積み重ねたその集積は実に大きいと、我ながら思う。
それにしてもタケノコの出が悪い。
二年前の入院する直前、つまり6月10日前後はかなり筍が採れていた。
そして人々も採りに来ていた。
かき分けかき分け進むが、一向に筍の姿が見えない。
有った!1本見つけた。その近くにイノシシがほじった跡もある。
もうそれっきりだった。
僅か15センチくらいの筍
イノシシ穴
先日の雨はおそらく地下茎まで届いていなかったのだろう。
今日から降る降ると予報しているが、今度こそ雨後の竹の子になるだろうか。
自然というのは、ほっといてよいもので無いことを竹藪は教えてくれている。
一旦荒れると手の施しようが無くなることも。
by tomiot3 | 2013-06-18 19:35 | 自然・環境・緑・災害 | Trackback | Comments(0)