鉄筋彫刻 徳持耕一郎
昨日まで「そら」で展示会があった。
彼は20周年、一年遅れてとっとり楽友協会が来年20周年だ。
コンサートポスターのデザインはほとんど彼に依存した。
その彼が鉄筋アートを初めて20年、
その他ポスターデザインなどのその足跡がこざっぱりと展示されていた。
ゆったりと満ち足りた空間になっている。
有名ジャズメンがずらり、これが真骨頂か。
浮世絵、これはいいと思うけどな。
シャッドウのかかり方がもう少しかな。
ポスターの数々、ジャズコンのポスターだ。
彼はエッチィングティング教室をやっていた。
彼曰く、日本固有の「線」へのこだわりが全作品に息づいている。
材料代何十円でできるアート、これはおもしろい。
もうひとつ目を惹いたものが有る。
『永の一文字だ。
この一時で書法のすべてが表現されているという。
そう言えばNHK『美の壺』のタイトル文字は、女流書道家、紫舟になるものだが、
その文字の原形は徳持氏の鉄筋文字だった。
一点だけ、ザルツブルク城にモーツァルト、全体の中で異色な作品展示だ。
彼がアートにのめり込む若かりし頃、旅行をしたときのメモリアルなんだ。
これはわが家の壁に掛かっているもの。
とっとり楽友協会発足の時、彼からのプレゼントだ。
だから大切なものなんだ。
最後に凄いものを紹介しよう。
ロスアンジェルス・フィルに買い上げられ、その本拠地のディズニーホールに飾られている彼の作品。
このオケの指揮者が、
今をときめくヴェネズエーラ出身の指揮者デュダメル、
ベルリン・フィルをはじめ世界主要オケを振っている。
by tomiot3 | 2013-11-20 19:55 | 文化・芸術 | Trackback | Comments(0)